ヤクルトに２連勝でこのカード勝ち越し決定。前日の森下と言い、この試合の九里と言い、先発がこうして安定したピッチングをしてくれるとゲームプランが立てやすいです。九里は７回を投げて、110球、被安打5、四球1、失点1。いつもどおりの打たせて取るピッチングで淡々と投げていった感じでした。これで４勝目。交流戦からいい流れで来ています。開幕して暫く勝ち星が遠かった九里ですが、シーズン中盤になっていいリズムが出てきたと思います。
今日はやはり初回のカープの速攻が効きましたね。先頭の秋山がうまい流し打ちでレフトへヒットを放ち、続く野間もレフトへヒット。秋山の好走塁でノーアウト１塁３塁として、上本がレフト前にタイムリーヒットで１点先制。さらにノーアウト１塁３塁で小園がレフトへ犠牲フライと、レフト方向へ打球を集めてあっという間に２点をゲットしました。
３回の表に１点返された時はちょっと早いイニングで詰められてしまったなと思ったのですが、４回の裏に坂倉がライトスタンドへソロホームラン。2-1の時は次の１点が大事と言われる中で、坂倉がいいタイミングで打ってくれました。そして次のイニングの５回の表に先頭の中村悠平にヒットを打たれますが、小川の送りバントを坂倉がいい反応を見せて２塁へ送球し、ダブルプレーを完成。相手に流れを渡さないというところで、大きなプレーになったと思います。坂倉の攻守に渡る活躍が光る中盤でした。
５回の裏には相手のエラー（悪送球）を絡めて２点を追加。ここまで来ると完全にカープの流れで決定です。２アウト２塁からの上本の３塁線を抜くタイムリー２塁打が効いています。上本は次の６回の表、先頭の青木の左中間を抜けようかいう強い当たりをダイビングキャッチ。坂倉に続き今度は上本が攻守に渡って活躍を見せたイニングとなりました。
あとは７回まで九里がしっかり抑えて、点差があるので８回は塹江、９回は森浦が投げていずれも三者凡退。完璧なリレーで勝利を収めました。こうして見ると、２点先制して、次の１点となる３点目を早めに取って、要所をゲッツーに仕留めて、エラー絡みで突き放して、守備で好プレーも見せて、先発からの継投もしっかりハマっていうことで、勝ちフラグが満載という試合内容でした。これだけ勝ちフラグが立てば負けることはありません。まさに完勝という試合でした。
こうして連勝でくると、当然本拠地での３タテを狙っていきたいところです。この試合、坂倉がサンタナや山田哲人、オスナといった右の主力バッターに対してインコースをしっかり使って攻めていました。これが木曜日に登板するアドゥワのピッチングにどう活きてくるかですね。坂倉が打った布石を上手く使っていけば、アドゥワもしっかり抑えてくれるはずです。末包が前回の中日戦で左太もも裏を痛めてその後患部の状態が良くならないということで登録抹消となりましたが、末包抜きでも何とか点は取れているので、アドゥワが１～２失点ぐらいでいけば、白星が見えてくるんじゃないでしょうか。しっかり勝って、首位固めといきたいところです。
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