森下が100球未満でマダックスとなる完封勝利!91球で被安打が僅か2、四死球はゼロですから、結果、内容ともに100点満点です。初回の立ち上がりは球筋を確認しながら丁寧に投げている印象がありましたが、徐々にリズムに乗ってくると、あとは三者凡退がほとんどで安心して見ていられるピッチングでした。これで6勝目。防御率は1.58になりました。打っては猛打賞となる3安打ですから、投打ともに文句なしでしたね。打率が野手もビックリの.429というのがすばらしいです。森下の活躍で週の頭の火曜日に最高のスタートを切ることができました。

 

それにしても森下は相手のヤクルト打線の長打力を難なく封じたのはすごいなと思います。4番村上が本塁打14本、5番サンタナが11本、6番山田哲人が5本、7番オスナ が9本ですからね。カープは末包の6本が最高ですが、スタメンから外れていたので、この試合のスタメン野手でいえば菊池の4本が最高です。そんなカープ打線からしてみれば、この長打力を備えたヤクルト打線は超恐ろしい打線に見えるのですが、森下はシングルヒット2本に抑えてしまいました。芯に当たった打球というのはほとんどなかったので、長打力のある打線をどうすれば抑えられるのかというお手本のようなピッチングだったと思います。

 

打線はまさかの落球のおかげで3点をゲット。6回の裏、2アウト1塁2塁の場面で二俣の打球は平凡なショートフライ。打った瞬間3アウトチェンジかと思いましたが、最後までちゃんと見ないといけないですね。ショートがグラブに当てての落球でまさかの先制点をゲットすると、続く會澤はここまで2三振とさっぱりだったのにまさかのレフトへの2点タイムリーヒットを放ち、試合の主導権を握る得点になりました。3点あれば今日の森下なら十分。残りの3イニングはリラックスして見ることができました。

 

ただ、まさかと言えば、4回の裏。2アウトから堂林がセンターへヒットで出塁し、続く菊池が右中間の深いところへ打ったので、1塁ランナーの堂林が3塁を回ってホームイン!っていう映像が出るのかと思ったら、3塁コーチの赤松が堂林を止めていました。なぜ回さない???って多くの人が思ったと思います。待望の先制点ゲットというところだったのに、まさか回していなかったなんてというプレーでした。なぜ消極的な判断をしたのかが分からなかったです。勝ったからいいものの、仮に1点差で負けたとしたら、この判断はかなりフォーカスされたでしょう。

 

まさかがあっての得点だったので、あまり手放しで喜べるような試合ではなかったかもしれませんが、森下の好投があって結果的には締まった内容の試合になったと思います。これで2位の阪神と巨人とは3ゲーム差。このカープが頭少し抜けた状態をキープしていきたいところです。本拠地では確実に勝ち越したいので、水曜日の試合も勝って、早々に勝ち越しを決めてしまいましょう。

 

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