大瀬良7回無失点の好投で4勝目。右バッターに対して外の球をしっかり投げることができていました。細川とか中田翔にはここ(外)に投げておけば間違いないというピッチングでしたね。全体的に左右へうまくちらしながらコースを間違わないピッチングだったので、安心して見ることができました。この辺りの配球は會澤もうまかったと思います。これで大瀬良の防御率0.87になりました。ローテを守る先発投手が防御率0点台というのは中々お目にかかれるものではありません。大瀬良の無双状態がどこまで続くのか、次のピッチングも楽しみです。

 

打つ方では4回の表、1アウト1塁での末包先制ツーランが効きました。初球148kmのストレート系の球。キャッチャーはインコースに構えていましたが、真ん中にきたのを見逃さずに一発でしとめたところはさすがです。しっかりと前でさばいて、レフトスタンドへ一直線でした。あのライナー性の打球の速さは、今のカープ打線では末包にしか出せないものです。貴重な長距離砲ですね。

 

ただ、その裏の守備で末包にアクシデントがあり、ベンチに下がったのはちょっと心配です。スライディングキャッチした時に、左太もも裏に違和感が起きたということで、状態がどうなのかといったところです。新井監督のコメントでは「交代は大事をとって、そんなにシリアスなものではない」ということなので、そこまで重症ではないと思いますが、日曜日の試合に出られるかどうかは微妙な感じがします。無理をせず、日曜日の試合はベンチスタートかもしれませんね。カープ打線の長距離砲は末包しかいませんので、大事に至らないことを祈ります。

 

あとは得点が2点で終わらず、9回の表もう1点追加したのが、最後栗林のピッチングに活きました。1アウトから菊池がレフト線へ2塁打を放ち、すかさず矢野がセンターへタイムリーヒット。二遊間コンビの連打であっという間に1点ゲットしました。この1点があったからこそ、9回の裏に栗林が2者連続四球でランナーをためて、さらにゲッツーを狙った矢野の送球がそれて1失点しても、栗林の投球が乱れることなく、難なくゲームセットにもっていけました。取れる時に点を取っておく。ロースコアでの試合は、いかに3点目を取るかというのがポイントだと思うので、それをこの試合でしっかりできたのは良かったと思います。

 

これで金曜日の試合の分はきっちり返すことができました。首位をがっちりキープといった感じで、バタバタしない落ち着いた試合運びでした。こういう試合展開にもっていけば勝てるというのが分かってきた感じがします。日曜日は玉村が先発ですが、このローテ5番手、6番手あたりのピッチャーが勝つか負けるかで貯金の数がだいぶ変わってきます。1、2戦で1勝1敗となり3戦目へというのはよくありそうなので、玉村とアドゥワの役割が結構大事になってきます。まずは玉村。先制点を与えないように、落ち着いてしっかり投げてもらいたいです。

 

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