九里がどういうピッチングをするかで試合の流れが変わってくるかなという今日の試合。初回から少し球数が多いなぁといった感じだったので、いいとこ6回か7回ぐらいで継投になるのかなと思って見ていました。そして7回を終えて112球。5点差あるし、島内や栗林を使わない形での継投でいくんだろうなと思ったら、8回のマウンドも九里が登板。さすが九里、タフだよなぁと思いながら8回の裏も三者凡退。124球投げたし、ベンチで新井監督が九里に何か話かけているし、お疲れ様って感じかと思ったら、9回のマウンドにも九里が登板。どこまで投げるんだよって思いましたけど、最後のイニングは6球で終わり、130球、被安打2、四球2で見事完封してしまいました。落ちる変化球が落差十分で、西武打線が結構その球に手を出してくれた気がします。そして先頭バッターを出さなかったことで、いいリズムが作れたんじゃないかと思います。球数が多くても崩れることなく、ゾーンで勝負しながらという九里らしいナイスピッチングでした。

 

カープが13安打で西武は2安打だったので、結果的にはカープの快勝という試合でした。カープ打線は3回までランナーを出しながらも無得点。ロースコアのままでいくと中村剛也あたりに一発を打たれてそれが決勝点という試合展開も考えられたわけですが、4回の表に矢野センター前タイムリーで2点を先制したことで、少し落ち着いて見ることできました。この4回の表は、ノーアウト満塁から坂倉空振り三振、佐藤はファーストゴロと点が入らず、嫌な空気が流れたところで、矢野が見事にタイムリー。2アウトで矢野だと昨シーズンまでだったら得点のにおいがしないところでしたが、今シーズンの矢野は違いますね。高めの甘い球をしっかり捉えてセンターへきれいに弾き返していきました。試合の流れ的に大きな先制点になったと思います。

 

7回の表は、先頭の小園が内野安打で出塁すると、盗塁成功、末包がライト前ヒットでノーアウト1塁3塁というチャンス。そして松山がレフト線の奥へ落とす2点タイムリー2塁打と、流れるような攻撃で突き放すことに成功しました。さらに2アウト2塁で大盛もライトへタイムリーヒットを放ち5点差。ダメ押しというイニングとなり、ほぼ勝負あり。攻撃に関しては、点が入らないイニングもありましたけど、試合展開的には効果的な点の取り方をして快勝となったので、まずまずといったところでした。

 

9回の表に西武へ移籍した中村祐太が投げました。ストレートで押すピッチングを見せて三者凡退。投球スタイルが変わっていたのは驚きです。カープにいた時はカーブとかスライダーを交えながらストレートをコースに投げていくピッチングだった印象があるのですが、腕を振ってストレートをガンガン投げ込んできました。こうして1軍で投げて頑張っている姿は嬉しいですね。西武に移って元気にやっているところを見ることができて良かったです。

 

これでカープは交流戦8勝7敗となり、いよいよ最後は楽天との勝負です。12勝3敗とここまで交流戦単独トップを走る楽天は要注意です。阪神を3タテして巨人も3タテしました。カープも同じ轍を踏まないように、まずは金曜日の試合、大瀬良で相手の勢いを止めたいところです。セ・リーグNO.1の防御率(1.07)を誇る大瀬良がきっちり試合を作ってくれれば、勝ち目は十分あります。交流戦残り3試合、ビジターでの戦いが続きますが、勝ち越しを目指して頑張りましょう。


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