8回の裏に野間の決勝打で勝利。打った瞬間は「どうだ抜けるか⁉」って思ったんですが、ヤクルトの外野が前寄りに来ていたのが映ったんで、打球が抜ける前に「よっしゃー!勝ち越しだー‼勝ったー!!!」って思わず手を叩きました。右中間を破るタイムリースリーベース。気持ちのいい会心の一打でしたね。守備では3回の表にセンターからのバックホームでランナーを刺して床田を助けましたし、攻守で大活躍でした。オープン戦では全く快音が聞かれなかったわけですが、開幕してからは追い込まれてからの粘りとかいつもの野間になってきているので、もう大丈夫でしょう。

 

投げては先発の床田が7回を無失点の好投。球数が115球、被安打4、四球1、三振は9つという内容でした。あまりコントロールミスがなく、ストライク先行でナイスピッチングだったと思います。唯一のピンチが3回の表の1アウト1塁2塁の場面だったわけですが、野間の好返球で2塁ランナーをアウトにして無失点で切り抜けると、4回以降はヒット1本のみと完璧なピッチング。7回まで投げてくれたので、ローテの頭としての役割を十分果たしてくれました。

 

8回の表の島内が無失点でいけばよかったですが、ちょっと意図したところに球がいっていなかったでしょうか。昨シーズンの疲れがないといいですけどね。あまり島内が登板過多にならないように、8回は矢崎と役割分担しながら投げてもいいかもしれません。9回の表の栗林は問題なかったですね。リードは1点のみでしたが、先頭バッターを出さずに三者凡退で落ち着いてゲームを締めてくれました。一番後ろがしっかり決まっていると、こうした僅差のゲームでも試合の組み立てがしやすいです。栗林が安定しているというのはありがたいですね。

 

そしてついに田村ヒットが出ました。8回の表、先頭バッターとして打席に入ると、追い込まれてから低めの変化球をうまく当ててライトへ運びました。ヒットゾーンに飛ばすには結構難しい球だったと思います。同点に追いつかれた後のイニングの先頭バッターだったので、何でもいいから出塁してくれという場面でしっかり仕事をしてくれました。田村はここからでしょうね。1本出て肩の力が抜けるでしょうから、水曜日以降の試合が楽しみです。

 

いい形で勝てました。一発長打で勝てるような打線ではないので、まずはしっかり守って、少ないチャンスをモノにして勝っていくスタイルが必要になります。それを実現したのがこの試合。派手な勝ち方はできなくても、我慢しながら戦っていれば白星はついてくると思います。今は上位をうかがえる位置にいればいいので、こうした試合を少しでも多く拾いながら、打線の調子が上がってくるのを待ちたいです。

 

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