延長11回の表1アウト3塁という絶好のチャンスにとっておきの代打松山。よく松山をこの場面まで残していました。まさにここというところで松山を出して、スリーボール(3-0)のカウントから高めのストレートを振り抜くと、打球は左中間へ飛んでフェンス直撃となり勝ち越しのタイムリーツーベースです。まさに仕事人ですね松山は。仮に松山を歩かせたとしても、ネクストにはこの日3安打の菊池が控えていましたから、中日バッテリーは松山と勝負せざるを得ない状況でした。松山の使いどころをしっかり押さえたカープの粘り勝ちといった感じです。

 

正直なところ、延長に行かずとも9イニングで勝ち切ってほしかったなと感じる試合でした。攻撃では、2回の表、ノーアウト満塁で7番のデビッドソンが見逃し三振、8番の上本が浅いライトフライ。3回の表は1アウト1塁3塁で4番のマクブルームがセカンドフライ。7回の表は、先頭の菊池がセンター前ヒットで出塁するも、野間が送れずヒッティングに切り替えてダブルプレー。守備では、4回の裏、2アウト2塁で8番バッターと勝負して打たれて1失点。次がピッチャーの柳ですから、無理に勝負する必要のない場面で余計な失点をしました。いずれかの場面をしっかり対応していれば9イニングで勝負がついていましたね。結果的に延長戦となって中継ぎ陣を多く出して消耗したことは反省するところだと思います。

 

ただ、そういった試合でも延長戦を制して3タテに成功したので、チームに勢いがついたのは良かったです。どんなに疲れる試合でも、勝てば報われますからね。とにかく今は投手陣の頑張りがチームを支えています。

 

この試合では、先発したコルニエルが6回を投げて、102球、被安打7、四死球2、失点2でまとめました。上出来ですね。特にストレートがいい角度で低めにくる球があったので、これまでの登板に比べてストレートの割合がこの日は多かったように感じました。立ち上がりも落ち着いていますし、先発が板についてきたなという印象です。

 

7回からターリー→島内→ケムナ→矢崎と1イニングずつ無失点でいって、1点リードした11回の裏は塹江松本のダッグで三者凡退。接戦でこういった無失点での継投ができるのが昨シーズンとは違うところです。栗林が抜けた穴を中継ぎ陣がみんなでカバーするという試合になりました。ブルペンが一致団結して戦っている雰囲気を感じます。これだけ中継ぎ投手を出して、まだ大道と戸根を残していたわけですから、だいぶブルペンが充実してきました。中継ぎ陣が頑張っていれば、これからもいい戦いができそうです。

 

ビジターロード第1ラウンドで早くも3連勝して借金生活を抜け出しました。これまで苦手にしていたビジターでの試合が続くという不安を払拭していい滑り出しができました。次は東京ドームです。チームがいい感じできているので、ここも3タテやっちゃいましょう。金曜日は大瀬良が復帰登板。エースが帰ってきたと実感するようなピッチングを期待したいですね。しっかり投げてもらって、連勝を伸ばしていきたいです。

 

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