虐待を忘れるまで。たまには真面目なことを。 | カープ女史とパグ3匹、時々つれあいさん

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LINEもTwitter もFacebookもできない時代遅れ夫婦と
なんにもできない残念なパグのブログです。








女史です。





少しだけ真面目な話を。







三号は虐待され、


捨てられて、


保健所へというある意味、


王道の不幸犬。







どんな虐待をされたのかは、


無口な三号から聞き出すことはできない。





洗濯物を取り込もうと手を上げるとビクッとし、


やかんがかけっぱなしと慌てて立ち上がるとビクッとする。


一号と二号はのほほんとしていても三号は怖いみたい。








家に来た時は爪が肉きゅうに食い込み、



皮膚病で所々はげがあり、



耳もかきむしって血が出ていた。



目は目やにで半分も開いていなくて、



そのまなざしはあまりにも表情がなかった。





今も一人ぼっちにできない。



必ず、人間か一号か二号がいないと不安でグルグル回る。



寝る時も一号か二号にぴったりとくっついて眠る。




もう誰も三号を叩くことはないし、

置いていってしまうこともないのに。






頭にあった切り傷も


右後ろ足にあった根性焼きの火傷も


毛が隠してくれるようになったけど、


心の傷は隠れてくれない。







今日、病院で


「三号は幸せな顔になったよね」


と言われて、小躍りした。

でも、もともと幸せな顔をしていなけりゃいけなかったんだよね


と思い直し、少し哀しくなった。





そんな飼い主の覚書です。










二号、飼い主が真面目なことを思って


おやつをあげてるのだぞ。


ちょっとは聞けよ。