2018萩往還マラニック140k最終回⑦
一升谷を越えて、釿ノ切峠、千持峠の2つの峠を越える。正直この2つの峠はフラフラで顔が死んでいたと思う。私設エイドの方に冷たい氷水を頂き飲み干す。
途中何度も吐きそうになり溝や川に顔を出すも、出るものが何もないので、出ない。
この上ない辛さだ、出てくれた方が助かるのに。
そんなこんなで佐々波に到着。
去年より45分速い。順調だけど、さすがに足が動かなくなってきた。
ここからは、どんなに頑張っても走ったり歩いたりでキロ10分を切れない。
稼いだ時間貯金を切り崩しながら行く。
途中親子らしき3人さんが、このペースじゃ遅いんだよな。走んないと。
ええ?まだ余裕あるじゃん。と思いながらもこんな言葉を聞いたら焦ってしまう。
まじかあ、でもあしったり歩いたりペースくづさない限りいけると信じる。
夏木原にようやく到着。この登りはきつい、まだ時間に余裕はある。
ここからは石畳を下る、足の裏が痛い、すべんないけど痛い。拷問か、これは笑。
石畳を抜け、最後の天花畑を下る。もう終わるんだ。
これが最後か、、、噛み締めながら進む。タイムはもう間に合うのでゆっくりゆっくり進む。
木町橋抜けたところで250を走られたタカさんと会う。
そして角を曲がる。沿道にはたくさんの人。
涙はない、笑顔しか出てこない。持ってたカメラで動画を撮りながら進んだが、後に写ってないことが判明(涙)
でも、やりきった、いろんなことが起きたし対応もできた?心も折れた、何度も、でも何度も回復した。
これも、大会を運営されている、会長はじめ、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、私設エイドの皆さん、一緒に走った皆さん、そして、この大会を教えてくださった師匠に心から感謝いたします。
ありがとうございました!
萩往還! エイエイオー!!!!!!
2018萩往還マラニック140k最終回⑥
無事なんとか下りきり、101k地点、で痛みが限界。
痛いばかりが頭にあり、どうするか考えてなかった。
薬?ええ、忘れました。
じゃあどうする?ああ、テーピングがあった。
靴を脱ごうとすると、あらまあ、紐が緩んでいた。これか。。。初歩的なミス。
とりあえず脱いで痛みの場所を確認し、土踏まずを作るように巻く。
シューズを履くとややきついか。。でも痛みはあまり感じなくなった。走れる。
一気に気力が出てきた。
スピードは出ないが、いい感じで走れる。
チェックポイントの金照苑に去年より20分早く着く。これはいけるぞ。
ここで夏みかんを幾つか頬張る。気持ち悪くはない、アイスコーヒーも一気飲みできた。ちょっとすっきりした。
さあ、陶芸の村だ。
登り始めてすぐ、また痛みがぶり返してきた。止まって休んだので少しむくんできたようだ。とりあえず我慢して、陶芸の村へ到着。
やはり無理かな、、どうしようかな、時間はまだ十分にある。
また弱気の虫だ。
荷物受け取りには、誰も対応する人がいなかった。
自分で探したまたまあった椅子に座る。OS-1を飲み干しどうしようかと考えていた。
靴は履き直した。ボーと考える。ほんの1~2分だったがふと見ると、芹澤会長が一人椅子に座ってお弁当を食べていた。
不思議な時間だった。話はすることはなかったのだが、どこか寂しそうに食べていらっしゃった。それを見て、ここでへこたれているようじゃ会長やスタッフ、ボランティアの皆さんに失礼だと思った。情けない、奮い立った。
会長の姿を見なければスタートしていなかっただろう。
スタッフさんにもあと少し頑張ってと声をかけられ再スタート。
去年より30分も早い出発だ。
しかも、走れるじゃん。気持ちというものは不思議なものだと思った。最高の鎮痛薬なのかな。
さあ明木へ向かおう。
ここで、70キロのイチゴちゃんと会う。軽く挨拶を交わしそのまま進んだ。
村田蒲鉾店すぎて、エアーサロンパスを提供してくださっているご夫婦に会う。全部使い切って!え?結構あるけど。。かけまくった。笑、ありがとうございます。
明木行くにも急登はある、休んでられない、歩いてでも進む。
その先が重要だから。
その途中、250kの人を挨拶しながら追い越した。??あれ??どこかで見たような。。。
一昨年師匠が助けたあの青年だ。去年も会った。今年は250だったんだ、両膝が痛むらしい。今年は師匠も来てるからゴールで会おう!エール交換し走り出す。
明着到着。去年より30分早く着いた。
温かいお茶を何杯かいただき、出発。
ここから一升谷だ、あのくだりを登るのだ。
4キロの登りだ、走れるわけではないので歩くのだが、足が動く動く。
2合目、3合目、4合目、印を数えながら無心に登る。10合目近くのお茶のエイドさんであっついお茶を飲むんだ。それを目標に進む。
そして熱いお茶。火傷しました。でも美味しかったです。ありがとうございます。
ここにあってくれて本当に助かりました。
続く
2018萩往還マラニック140k最終回⑤
明木をでて、民家脇を抜け海へと向かう。
浜崎緑地公園までは約13キロ。平坦なロードが続く。
ここで自分は遅れだした。
師匠はペースがあまり変わらないためスイスイいく。
朝を迎え危険な箇所はもうほとんどない。
ここで師匠に先に行ってもらう。師匠のペースなら間違い無く完踏できる。
自分の役割はこれで終えたと言ってもいい。
自分ごときが師匠をここまで少しでも背中を押せたかともうと感無量である。
別れ際、師匠から一本1000円のサプリをもらった。飲んでも気持ち悪くならない。
後から聞くと最後の一本だったらしい。
頭が下がった。
この13キロ、歩かず浜崎緑地公園まで自分が出せるペースで走りきることができた。
ここで師匠と合流、自分の方が遅いので、チェックを済ませ先に出る。
まあすぐに追い抜かれた(笑)
ここからが長い、虎ヶ崎まで約10キロ弱。
たったこれだけの距離なのだが、目標物が見えないのと暑くなってくるのと
同じ景色が続くと、気だけが焦り心が折れるのである。
途中、虎ヶ崎からの帰りのランナーとすれ違い、無言で手だけの合図。これだけで気持ちがつながるというか頑張ろうと思える。
歩いたり走ったり、カレーを目的になんとか進む。
カレーたべれるかな、、胃は大丈夫かな、眠くならないかな。。
いろんな心配が押し寄せる。
ようやく笠山入り口に入る。この時点で8時半過ぎ。去年より数分遅い。
焦ることはない、とりあえず登ろう。
分岐から登り出し、ああここからが長かったよな~と思いながら下りに差し掛かった途端、右足に痛み!
あるけど走れない。。。まじか。。。
下りになるたびに痛みが大きくなっている。
う~ん、虎ヶ崎でアウトか。。。終わる音しか駆け巡らなくなってる。
途中で挨拶できた娘が追い抜いていく、もう直ぐですよ、爽やかに言っていく。
苦笑いしかできなかった。
ようやく、カレーにありつく、並んでいると師匠が出ていくところだった。
声かけだけして別れる。
様子を見るとまだまだいけそうな感じだ。
よかった、それだけで救われる。
カレーは小盛、無理矢理詰め込む。吐きそうだが、吐かねえ。食べて直ぐ、水を汲んで出発。
足は痛いまんま。
とりあえずトレイルを下りていく、早足ならなんとかできそうだ。
陶芸まではなんとか行こう。
続く
