不二家のニクイあんちくしょう | ノープロブレム

不二家のニクイあんちくしょう

私の中で最近、「都合が悪くてとぼけるときに、ペコちゃん顔」が流行っています。

まあつまり、困ったとき用、最終決戦兵器ですね。

我ながらかなりウザイと思い、とても気に入っています。

ですが最近都合が悪いことが起きすぎて(例:かっぱくんの家の台所が汚くて家中生ごみの匂いが充満するなど)この最終奥義をかっぱくん相手に使いすぎた感がいなめません。

まあつまり、ドラゴンボールでいうところの「強さのインフレーション」ですね。


そんな思いを抱えたまま過ごすある日、事件はおきました。

ペコちゃん顔をしてとぼける私を、かっぱくんが、彼の手についたその水かきで殴ってきたのです。


ぺちっ(水しぶきがはじけ飛ぶ)


一瞬私の視界がスローモーションになります。

あ…あ…

あの優しかった彼が…

まさか…これが噂のドメスティックバイオレンス…

た、他人事だと高をくくっていたからバチがあたったんだ…

女性問題相談所に電話しなきゃ!Oh-人事!Oh-人事!


…いや、実際は軽く当てるくらいだったんですけど…


いままで壁のように黙って私の言い訳を聞いていた男が、突然反抗してきたと思って、一瞬呆けてしまいました。



なっ…なんか言わなきゃ…

私はとっさにうまい言葉が浮かびません。

こんなことならNHK「とっさのひとこと」見とけばよかったよー!

やっとのことでしぼり出した言葉は…


私「な、殴ったねっ、親父にもぶたれたことないのにっ」
どうだ!渾身のアムロ!

それを聞いたかっぱくん、チッチッチと人差し指を口の前で振ってみせます。

ええいっ、むかつくんだよ!(笑)

かっぱ「きさま、大切なことを忘れているな?
ペコちゃんと言えば、そのどこを見ているか分からない空虚な目、だらしなく口からはみ出る舌、この二点だけだと思い上がってるんじゃないのか?」


…はっ!

ここまで言われて私は気づきます。

たしかに…、ペコちゃんと言えば、道行く人に小突かれたときの、あの不自然な首の動きだ!!

忘れていた!何故とっさに思いつかなかったんだ!

くっ…、悔しいが完敗だ!


私「申し訳ありません、もう一回この私めを小突いてやってくださいまし(くっ、屈辱)」「

そうして私は、夜中ペコちゃん顔で首を振り続けたのでした。
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