お裾分けの文化 | キャロリン。の日記

キャロリン。の日記

幸せで、安寧の日々を過ごせるために食からの健康として自然栽培の農産物と日本の伝統文化・信仰に沿った暮らしを提供しています。

みんなで分け合うこと、

 

何でもかんでも、みんなで分け合う。

 

小さな頃から、近所には新宅という分家した父の兄弟が何軒も住んでいて、

その従兄弟たちが集まると十数人になる。

 

そのトップの私は、

祖母に、いつでも、分けるっていうことを教えてもらったから、

 

たった1瓶のコーラを、コップを10個とか並べて、コーラを注ぐ。

そうしたらね、コップの底から1センチとか2センチになるの。

そして、小さな従兄弟たちが、その1ミリ、0.5ミリをじっと見つめてね。

どれが1ミリでも高いか固唾を飲んで見つめる。

その後は、大きな子から選んで行ったと思うんだけれどね。

 

私の一番下の弟とか、パンとかだと、唾つけて触るのよ。

 

農家でお米の毎日の家だったから、たまにいただく菓子パンもとても珍しくてね、人気だった。

 

 

その習慣って、大人になっても、祖母が亡くなっても、今度は、父がね、

珍しいものいただくと、兄弟中の家に「配って来い!」って、分けて持たされるの。

 

最近はアレルギーとかアトピーとかで、通りすがりの人に「いかがですか。」なんていう文化が廃れて来てるのね。

良かれと思って、お裾分けして来たのに、

それが、お節介だったらしいの。

とっても悲しかったの。

 

でも、この前、頂いたパンを、一つずつお裾分けしたのね。

 

そうしたら、いつも控えめで壁の花のようなひっそりした方に、

「分け合う心を持っているキャロリン。さんって素敵ですね。」

って言って頂いたの。それが、とても新鮮で嬉しくてね。

 

やっぱり、父から、祖父母から、先祖代々受け継がれてきた助け合い、分け合う精神を亡くさずに姿勢を正して自信を持って行こう💖

 

そう思わせてくださったあなたを信じて、前を向いて行きます。