ジョブズとの取引が成立した後、ルーカスフィルムCGチームの2人のリーダー、アルビー・レイ・スミスとエドウィン(エド)・キャットマンは、新しい会社の名前を考えていた。 


アルビーは「ピクサー(Pixer)を提案した。絵を描くという意味の不定同士「to pix 」を思わせる。


スペイン語の動詞はたいてい「-ar」で終わるので、「Pixar」はどうだろう・・・


こうしてピクサー(Pixar)という社名が決定したのだった。



エドとアルビーは、ジョブズがオフィスに立ち寄りにくい、不便な場所からオフィスを動かさなかった。


そのおかげでジョブズがピクサーを訪問したのは、1986年から19992年の間で5回以下だった。


48人ほどの技術者集団であるピクサーは、とても結束が固く、ジョブズは彼らに口出ししなかった。グラフィックスは彼の専門ではなかったからだ。はっきりいって、ジョブズも彼らが何をやっているか理解できていなかったに違いない。ピクサーはエドとアルビーの会社だった。


(以後、不定期で続く・・・)