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『暴力脱獄(1967)』。これは昔、日曜洋画劇場か何かで一度観たことがあったかな。その時の予告編で流れていたのではないかと思われる、ポール・ニューマンがバンジョーを弾いて唄うシーンが、なぜか妙に印象に残っている作品でした。

肝心のストーリーは全然覚えてなかったけど、異色の脱獄ものでしたね。まあ、本作の原題は主人公のニックネームの『Cool Hand Luke』で、どこにも脱獄なんていう言葉は入ってないし、やはり脱獄がメインというよりは、主人公の不屈のキャラクターが最大の見どころ。ポール・ニューマンとしては、もしかしたら生涯ベストの演技を見せたのが本作だったかも知れませんね。それから、昔観た時は全然気づかなかったけど意外と宗教色の強い作品で、この主人公とキリストの共通点なども感じられました。