監督、脚本:大九明子

原作:綿矢りさ

 

 撮影:中村夏葉

音楽:高野正樹

出演:のん、林遣都、臼田あさ美、橋本愛、片桐はいり、若林拓也、前野朋哉、山田真歩、中村倫也(声)

英題:Hold Me Back

2020年/日本/133分

公式サイト


評価:★★★★★☆☆☆☆☆


綿矢りさの小説の映画化で、一人暮らしの三十路女の生活を描いたコメディ。東京映画祭では観客賞を受賞したようだけど、個人的にはあんまり面白くなくて、途中で飽きてきてしまいましたね。


脳内の会話を男の声のナレーションとの対話で進める一人芝居が最大の特徴なんだけど、何となく精神病者の妄想のようにも思えて、笑うに笑えなかったし、のんもこの役をやるには少し若すぎるように思えたかな。


まあ、場内では結構笑い声も起きていたようなので、若者には受けるのかも知れないけど、年寄りには脳内妄想の話だと、『おらおらでひとりいぐも』の方がまだ面白かったような気がしました。



これで今年も終わり。今年はコロナで映画館が休業したり、上映予定作品の公開延期が相次いだりもしたけど、それでも劇場鑑賞本数は5年連続の150本以上を達成。コロナに感染することもなかったし、やはり映画館はほぼ安全であることを、身をもって証明できましたね。


来年はちょっと忙しくなりそうなので、どうなるか分からないけど、とりあえず皆さま良いお年を!