監督:ルネ・クレマン
原作:パトリシア・ハイスミス
撮影:アンリ・ドカエ
出演:アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ、エルノ・クリサ、ビル・カーンズ、フランク・ラティモア、エルヴィル・ポペスコ、ニコラス・ペトロフ、アヴェ・ニンチ、リリー・ロマネり
原題:Plein soleil
英題:Purple Noon
1960年/フランス、イタリア/118分
評価:★★★★★★★★☆☆
午前十時の映画祭で観た作品。これはアラン・ドロンの出世作としてあまりにも有名なクライム・サスペンスで、僕もこれまでに5回ぐらいは観ているんじゃないかと思うけど、何十年ぶりかで久し振りに観てみることにしました。
この作品は、やはり完全犯罪成立かに思えたところでのドンデン返しが最大の見どころだと思うんだけど、あらかじめストーリーが分かっていても、ラストの死体が上がってくるシーンは何度観てもゾクゾクしますね。やはりこれは映画史に残る名ラストシーンのひとつでしょうね。
この作品は、やはり完全犯罪成立かに思えたところでのドンデン返しが最大の見どころだと思うんだけど、あらかじめストーリーが分かっていても、ラストの死体が上がってくるシーンは何度観てもゾクゾクしますね。やはりこれは映画史に残る名ラストシーンのひとつでしょうね。
本作はニーノ・ロータの主題曲があまりにも有名だけど、それらも含めた音響効果が素晴らしいですよね。アラン・ドロンがモーリス・ロネを殺して死体を始末するときの不穏な波風の音とか、わりあいセリフなしで映像で見せるシーンが多い作品だけど、そのバックに流れる音楽や自然音が効果的で、惹き付けられる作品だと思いました。
今回新たに発見したこととしては、ロミー・シュナイダーがカメオ出演していたこと。当時はまだ無名だったアラン・ドロンと同棲していたようで、撮影の見学にきたついでに出演することになったんでしょうかね?
それからマリー・ラフォレがギターを弾くシーンが何度か出てくるんだけど、指の動きが音と合ってなかったのも、今回初めて気付きましたね。でも、マリー・ラフォレはもう少し太っていたようなイメージがあったんだけど、思ったより痩せていて結構可愛らしかったですね。僕が若い頃に観たときは、出演者はみんな自分より年上だったけど、今はずっと若くなって見える感覚も違って来るんだなと思いました。
本作は僕が映画学校の学生時代に、淀川長治さんの映画史の授業で取り上げられたこともあったんだけど、彼の解説によるとこれは同性愛映画だそうで、ラストシーンのアラン・ドロンの笑顔は、これでまたモーリス・ロネに会えるという喜びの表情で、その後に映る沖に浮かぶヨットはモーリス・ロネの亡霊の象徴だという話でした。
たしかに前半の仲睦まじさには、同性愛の雰囲気も感じられないこともないけど、さすがにそこまでは深読みのし過ぎで、同性愛者だったと思われる淀川さんならではの感想だったかもね。(^^;


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