監督:ロバン・カンピヨ

脚本:ロバン・カンピヨ、フィリップ・マンジョ

撮影:ジャンヌ・ラポワリー

出演:ナウエル・ペレス・ビスカヤール、アルノー・ヴァロワ、アデル・エネル、アントワーヌ・レナルツ、フェリックス・マリトー、アリエル・ボランシュタイン、アロイーズ・ソヴァージュ

原題:120 battements par minute

英題:BPM (Beats per Minute)

2017年/フランス/143分

公式サイト

評価:★★★★★★★☆☆☆

 

昨年のカンヌ映画祭で審査員大賞など4部門受賞したのを皮切りに、セザール賞6部門受賞や、アメリカの主な映画批評家協会の外国語映画賞を総ナメにするなど、数々の映画賞に輝いた作品。エイズが猛威を振るっていた1990年代前半のパリで、エイズ患者を救うために政府や製薬会社などに働きかける直接行動を取っていた『ACT UP (AIDS Coalition to Unleash Power) - Paris』で活動する若者たちを描いた青春映画ですね。

 

製薬会社に押しかけて至る所に血糊を投げつけたり、パーティーに乱入して死んだ仲間の遺灰を巻いたり、かなり過激な行動を取っていたようで、当時は不治の病とされていたエイズの恐怖におびえながら闘っていた若者たちの必死さが伝わってくる作品でした。

 

エイズ患者には同性愛者や麻薬常習者などが多かったため、社会的な差別も受けていて、彼らはそんな差別に対しても闘っていたようで、エイズそのものは今では適切な治療を受けていれば死に至るほどではなくなって来ているようだけど、エイズ患者への差別意識というのは、今でも根強く残っているような気がしますね。

 

それにしても、最近は世界的にLGBT映画が大流行のようで、やや食傷気味ですかね。男同士のラブ・シーンもだいぶ見慣れてはきたけど、観ていてもちっとも面白いとは思わないし、本作もラブ・シーンでは少し退屈に感じてしまいました。