監督、脚本:リューベン・オストルンド
撮影:フレドリック・ウェンツェル
出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー、クリストファー・レス、リセ・スティーヴンソン・エンストロム、リリアン・マルドン、マリーナ・シプシェンコ
原題:The Square
2017年/スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク/151分
評価:★★★★★★★★☆☆
『フレンチアルプスで起きたこと』のリューベン・オストルンド監督作品。昨年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した風刺コメディですね。現代アート美術館の有名キュレーター(学芸員)が主人公で、誰もが平等の権利を持つ信頼と思いやりの聖域をテーマにした『ザ・スクエア』というインスタレーションの展示を企画している。ところが、財布と携帯を盗まれたことをきっかけに、そんなテーマとは裏腹な行動を取るようになるという話で、言っていることとやっていることの違いを皮肉った作品でした。
現代アートそのものに対する皮肉も込められているような感じで、この美術館では、とても芸術とは思えないような、砂を三角形に積んだだけのインスタレーションが展示されていたり、パーティーでは顰蹙を買うだけに終わった猿人間のアート・パフォーマンスが披露されたり、また記者のインタビューに対するキュレーターの受け答えなどもいい加減で、僕も現代アートはどこがいいのか良く分からないんだけど、キュレーター自身も良く分かっていないのかも知れません。ちょっと北野武の『アキレスと亀』などを思い出したりもしました。
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