スパイダーマン3


監督:サム・ライミ

出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、トファー・グレイス、ブライス・ダラス・ハワード
原題:Spider-Man 3

2007年/アメリカ/139分

評価:★★★☆☆


まさに特撮の極致という感じでした。一昔前と比べると、CGと実写の区別がつきにくくなってきて、これだけ荒唐無稽でもそんなに白けることもなく、迫力十分の映像で結構楽しめました。このシリーズは劇場で観たのは初めてだけど、やっぱり劇場で観たい映画でしたね。


ただ、結果的に内容は少し盛り沢山すぎたのかな。3人の敵、三角関係(四角関係?)の恋愛と、エピソードを詰め込みすぎたため、一つ一つが中途半端なものになってしまって、物足りなさを感じました。それぞれのエピソードはみんな興味深かったので、ちょっともったいなかった感じですね。特に、不死身のサンドマンをどうやってやっつけるんだろうと思って興味津々で観ていたら、全く拍子抜けのする結末でガッカリしました。


それから、ステイシー役を演じたブライス・ダラス・ハワードというのは、ロン・ハワードの娘なんですね。あの『アメリカン・グラフィティ』に出演した青年の娘が、もうこんなに大きくなったのかと思うと月日の流れの早さを感じます。どうりで、俺も歳を取るわけだ。(笑)