ブラッド・ダイヤモンド

監督:エドワード・ズウィック

出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、
マイケル・シーン、アーノルド・ボスロー
原題:Blood Diamond

2006年/アメリカ/143分

評価:★★★☆☆


僕は宝石にはほとんど興味がないんだけど、ダイヤモンド採掘の裏にこのようなアフリカの人々の犠牲が潜んでいたことを知って、ますます宝石嫌いになりました。そんなものを、大金を出して手に入れようとする人の気が知れませんね。


映画の方は、結構面白かったし、内容としても良い映画には違いないんだけど、ちょっと長すぎるかな。似たような暴力シーンが多すぎて、食傷気味になってしまいました。しかも、度重なる銃弾の嵐の中を、主人公はほとんど無傷で逃げ延びるなど、都合のいい展開が多すぎる。アフリカの悲劇を題材に、このような商業主義の娯楽映画にしてしまうことは、ダイヤモンドの密売人のやっていることと、そんなに変わらないんじゃないかとさえ思えました。


それから、ディカプリオは、これでアカデミー主演男優賞にノミネートされたけど、あんまりこういうワイルドな役は似合わない感じがするなあ。いくら無精ひげを生やして、ワイルドに見せようとしても、ちっともワイルドに見えませんでしたね。