5月23日(木)『「真面目だね」』  
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ある中学3年生の女子が書いたコラムです。
「休み時間に勉強していたら、クラスメイ卜に声を掛けられた。『真面目だね』。悪いことをしているわけではないのに、恥ずかしいような、後ろめたいような気持ちになった」
真面目とは「本気であること」「真心がこもっていること、誠実なこと」という意味の言葉で、本来は褒め言葉です。しかし、言い方や態度によっては、相手の頑張りを揶揄するように聞こえることもあるでしょう。
言うまでもないことですが、真剣に取り組むことや一生懸命になることを茶化すのは良くない行いです。軽い気持ちで言った言葉が、相手を深く傷つけることがあります。十分に気を付けたいものです。
本心から褒める場合は、誤解のないよう「真面目なところを尊敬しています」「熱心さに励まされます」など言葉を添えるといいでしょう。
もし真剣な人に対し「真面目だね」「熱心だね」とからかいたくなるとしたら、それは自分自身が真面目ではない自覚があるときなのかもしれません。だとすると、まず自らの行いを反省するべきでしょう。

【今日の言葉】発言する前にわが身を省みましょう

《一言コメント》
褒めるつもりが、相手を傷つけることがある
気をつけないと、怖いなと思いました

皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/