3月21日(土)「円満解決」


議論の際にカッとなり、つい相手に強く言い返してしまったという経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。
もちろん反論したり、抗議したりすること自体は、悪いことではありません。
しかし、感情に任せて相手を傷つけては、それまでの信頼関係を壊すことにもなりかねません。
どのようなときも相手の自尊心を傷つけないようにしましょう。
いくら正論でも、大勢の前で言い負かしてしまっては、相手の立場がなくなります。また、意見の全てを否定するような言い方は、心を傷つけてしまうでしょう。これは、上司が部下に注意を与えるときも同じです。
意見が対立するときほど、言葉遣いと振る舞いに注意したいものです。また、相手が怒りをぶつけてきたときには、さりげなく話題を変える、議論をいったん中止するなど、節度ある対応を心掛けましょう。
大切なのは、相手に勝つことではなく、建設的な解決を図ること、そして、円満な人間関係を維持することです。
互いに思いやり、活発な意見交換ができる職場づくりを目指しましょう。

【今日の言葉】互いの尊厳を守りましょう

《一言コメント》
若いころは、良くこの失敗をしていました。
お陰で痛い思いを何度もしています。
この歳で、少しは、大人になれたかも知れません。

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/