3月20日(金)「海を渡った「太白」」 


昨年11月、約6500本の桜の木が、日本からイギリスに寄贈されることになりました。両国の友好の証しとして植えられるものです。11月27日には、一部の桜を植える植樹式が開催され、イギリス王室のリチャード王子も、出席しました
桜の木を寄贈したのは「日英桜植樹プロジェクトチーム」という民間の団体で、約2年をかけてイギリス全土500カ所以上の公園や学校に植える計画です。この日に植えた桜は、4月中旬には見頃を迎える予定です。
植樹式で植えられた「太白」は、日本では一度絶滅した品種でした。桜の研究家、イングラムが1930年に来日した際、太白が描かれた絵を見て、イギリスの自分の庭にある桜だと気づいたのです。その後、接ぎ穂を京都に送ったことで、再び日本に根付きました。
イギリスは、日本と同様に、庭を造って季節の植物を愛でる文化があります。
今回の植樹式が行われた王立公園のリージェンツ・パークも、美しい庭園があることで知られています。満開の桜を楽しむことで、より日本に親しみを持ってくれることでしょう。

【今日の言葉】桜が国と国をつなぎます

《今日の一言コメント》
絶滅種が、偶然にも再生された話に驚きました。
桜が、世界中の人に親しまれることは日本人として嬉しく感じます。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/