3月16日(月)「好奇心と基礎」 


ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが化学の道に進んだきっかけは、小学3年生のときであったといいます。新任の先生から、「化学は面白いよ」と教えてもらったことで、「ろうそくはなぜ燃えるのか」などに興味を持ち、勉強するようになったといいます。
「子ども時代には、好奇心から自分の一生を決めるような局面が必ずあると思う」と吉野さんは語ります。
また、その後大学に入ったときには、同じくノーベル化学賞を受賞した恩師から、「最先端の研究をするにあたって、ベーシックなことをわかっておらんといかんよ」と、基礎の大切さを学んだそうです。
「好奇心」と「基礎」。吉野さんの偉大な功績の根本には、どちらも恩師の教えがありました。才能を花開かせるためには、本人の努力も必要ですが、良い方向に導く師の存在が欠かせないことがわかるでしょう。それは、どのような分野でも同じです。
若者は年長者の教えを大事に、また、年長者は若者が成長するきっかけを与えられるようにしたいものです。

【今日の言葉】学ぷきっかけを大切に

《一言コメント》
人生を振り返って、記憶に残っている先生は数名しか居ません。
しかし、確かにその先生の言葉を今でも覚えています。
きっかけをくれた恩師に感謝です

皆さんの意見も聞かせてください

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/