11月11日(月)「口元を見て」


聴覚障害を持つCさんは、耳は聞こえないものの、声を発して話すことができます。そのため、ほとんどの人と普通に会話ができるそうです。
相手が話すときは、口元を見て、言葉を読み取ります。また、自分の言葉が伝わったかどうかは、相手がうなずいたり首を傾げたりするのを見て判断するといいます。
そんなCさんが困っているのは、コンビニエンスストアをはじめとする、お店でのやりとりです。
うつむいたままの店員に、「お箸は必要ですか」などと声を掛けられても、Cさんからは口元が見えません。そのため返事ができないことがたびたびあるそうです。
「できるだけ、顔を上げて話してもらえると助かります。互いに顔を見て話がしたいです」と、Cさんは語ります。
互いに顔を見ることで、コミュニケーションが円滑になるのは、耳の聞こえない人に限りません。会話に心を通わせるために、ぜひ普段から心掛けたいものです。

【今日の言葉】相手の顔を見て話をしましょう

《一言コメント》
口元は、心を表す と云います。
しっかりと、相手の顔をみて会話したいと思いました。