彼の話を聞いたのは、93年のこと

それは妻の父親だった。


うちの、父ね、ちょっと変わっているの・・

すぐ良い格好しちゃうんだよね。

悪気はないんだけれど・・・

と聞いていた、H氏仮に、ヒロシ(仮名)と呼ぼう。


付き合いだした頃は、うちの親はどっかの会社の部長だと言っていた。

結婚を前提にすると、実は違った。

そして、家族の話をちょいちょい聞き、関わり合いが始まった。


その変わった?という第一弾は・・


とある、業界新聞であった。


んーっと。この人?

社長って書いてあるよ?

うん社長なの。テヘ。

ま、いい。


えっと。なになに?

日本橋でスポーツジムを経営して、自ら、コーチもしているの!?


うーん。全部嘘。


は?嘘?


そう。新聞に、平気で嘘を言ってしまうの・・



そう。彼は虚言兵だったのだ・・・・・