フィリピン珈琲事情⑥ | handa pandaの珈琲探訪

handa pandaの珈琲探訪

日本人が作ったブラジル珈琲カルモシモサカを輸入、上海初の店頭焙煎珈琲店、珈露夢を立ち上げ、上海繁田珈琲焙煎倶楽部をつくり
さらに日本独自の文化ネルドリップ珈琲普及のために社団法人日本ネルドリップ珈琲普及協会を2016年8月に設立しました

今回ここへ来るきっかけは


福岡「美々」のマスター森光老師にサンプルで送られてきた

「スウィート珈琲」に魅せられたからである。

そのとき3種類の珈琲のサンプルが来た。

「アラビカ」「スィート」「カチモール」


ずいぶん変わった区別のしかただなと思った。


しかしペペの話でなぜかわかった。
じつはこれらはミンダナオ島ミヤㇻヤンに珈琲が入ってきた時期に起因する「アラビカ」と呼ぶのはペペの4代前に村に来た


「スィート」は1980年に30分ぐらい離れた村から入ってきた


「カチモール」は最近5年くらい前からの

国が推進している珈琲政策の一環で導入されたもの

ここで驚いたのは農民が良く珈琲を飲んでいるということ、


しかもうまい。
やかんに珈琲の粉を入れ、あとでこすのだがうまい
12回おやつつきのコーヒータイムがあり

滞在中もバナナチップ、サトイモのふかしたもの、大学いも、



バナナの揚げたものなど毎日でてきた

客人がきたからということで


特別料理だったのかもしれないがどれもおいしい。


一旦昼食にもどり

午後からは農民の家の前でつくる

小さな珈琲園(ガーデン珈琲)を見て回る





ここは案内をしてくれるTさんが教える学校の近くだが

昨年ゲリラが出没した地域危ない場所だ。

あまり感じないがきっと危ない場所。

いろいろな家の「スィートコーヒーの木」だが枝ぶり、

色、樹勢どれも違う。

自然栽培なので収穫量もちがうだろう。

中には軽くさび病にかかっているのもあった。

案内してくれたI氏によれば自然のものであれば

(人の手がくわえていなければ)あまりひろがらない。

問題ないとのことである

(しかしフィリピンは過去にさび病で大きな被害を受けている)


急に取れなくなったり、赤く熟さないものがあると農民はいっていた。

今後どうなるのか?

焼いて飲んでみたい衝動に駆られた

「よしそれじゃ焙煎しよう」と

2年前の「スウィート珈琲」のパルプドナチュラル

を焙煎することにした。

チェリーを収穫


近くの婆さんに頼んで脱穀するものを

もってきて家のまえで脱穀






焙煎は森光老師がフライパンで約20分かけて焼きそのあと老師みずから持参したポット、ミル、を使いネルドリップでおとす。




スペシャルバージョンほどよい酸味がなんともいえない



いつも老師の珈琲とちがうがうまい