やっぱり中国は大変 | handa pandaの珈琲探訪

handa pandaの珈琲探訪

日本人が作ったブラジル珈琲カルモシモサカを輸入、上海初の店頭焙煎珈琲店、珈露夢を立ち上げ、上海繁田珈琲焙煎倶楽部をつくり
さらに日本独自の文化ネルドリップ珈琲普及のために社団法人日本ネルドリップ珈琲普及協会を2016年8月に設立しました

この話は昨年の10月から始まった。上海で一番通行量の多い地下鉄人民広場駅の乗り換え場所でお店ができるという話だった。いままで上海でも比較的お金持ちの多い古北という場所、まあ東京でいえば山の手みたいなところでお店をしている。実は今もこのお店でこの文を書いている。それが今度は新宿の西口地下広場みたいなところで小さな店アンテナショップをすることになったのである。今までの喫茶兼珈琲豆の販売から豆売り専門店をするのである、そういえば新宿には昔からコーヒー豆の専門店「山本珈琲店」?があった。しかし日本の地下鉄と中国の地下鉄。地下の利用は雲泥の差がある。昔がきのころ親に連れられて地下鉄で新宿伊勢丹に休みの日に買い物して食事、帰りにデパ地下で食品を買う、家に帰って留守番の兄弟と買ってきたものを食べる、楽しみな一日だった。それかられ数十年、いまも地下鉄は人であふれ、地下街のお店は明るく、魅力のある店が数多くあるのが新宿だ。それに比べ上海の地下鉄はなぜかどこも暗い。そんな暗い地下鉄を明るくしよう。というある日本人提案に共感を持った。それから具体的に出店計画が始まった。会社紹介のプレゼン資料作成、エントリー、入札による場所の確保、度重なる説明会、会議の連続、ここまででも費用はかさみ社内では「出店は無理だろう」という声がでてくる。やはり我々みたいな小さな会社では無理のようで1月の出店企業決定で落選。この話は終わった。ところが6月あらためてこんな場所があるのですがとふたたび話がでてきた。どうもそれぞれの場所選定していくうちに小さなスペースが「死に場所」として残ってしまったようなのだ。これはある意味チャンスだとおもったのだがあとで「死に場所」をつくってしまうようなずさんな計画、場当たり的な方法、経験不足などがかさなり、さらにメンツ、費用の削減、と問題が続出7月15日の開店目標が8月のオリンピツクによる工事中止、今度は10月1日はかならずお店を開店しなさいという命令、その後も内装の急な変更要請などなど結構中国のはなれていたはずなのに「やっぱり中国は大変」そして計画は大きく変わりあのはじめに目指した「魅力ある明るい地下街」はできるんだろうか?と心配になってきた。一応開店は10月23日!もし上海にいる人がいたら人民広場の地下鉄乗り換え場所。万博カウントダウン前(通称大三角)に上海珈露夢珈琲人民広場店はあります。