すっかり文楽観劇ブログと化してしまっておりますが…。
私は元気です!
夏バテしましたが、ご飯も食べれてます。
この数ヶ月、色々あってその事を何度かブログを書こうとしたのですが、下書きに残ったままで、何だか言葉にできないまま数ヶ月が経ってしまいました。
今日文楽に行って、文章ができたので、
久々にブログを書き散らします。
ついに初代国立劇場最後の文楽公演に行ってきました。
今回は曽根崎心中。
次は、菅原伝授手習鑑を見に行きます。
結局二ヶ月毎に、必ず公演に行くようになり、毎回行われる三作品とも観に行くようになってます。
自分の密かな楽しみです
まさか、文楽が趣味になるなんて。
何が起こるかわからないなぁ。
と思いながら電車に乗っていると
なんか急に
ものすごく寂しくなってきました
なくなるなんて、寂しい
なんでもっと早く来なかったんだろう。
もっと早く観に来たらよかった。
後悔してもしょうがないけど。
後悔先に立たず。
今しかない。
やりたいと思ったらやる!
見たいと思ったら見る!
食べたいと思ったら食べる!
文楽もタイミングだったんだと思います。
逆に、さよなら公演で、色んな作品を一年間見れてラッキーだったかもしれない
バレエやオペラが好きで、どちらかというと外国のものに惹かれてきたところがあったのですが
日本ってすごいな。
日本人に生まれてよかったなと思わせてくれたのは文楽です。
役によって変わる着物の美しさや、所作。
日本人だからこそわかるなにか言葉にならない感情。
太夫さんの声と、三味線の音がこんなに心に響くなんて知らなかったし、人形を見て涙するとは思っても見なかった。
新しい世界に気づかせてくれた文楽には感謝しています。
まだまだ何を見ても初めての作品!
曽根崎心中素敵だったなぁ。
さすが名作!
なんで死のうなんてそんなすぐに思えるんでしょう。
時代が違うんでしょうが、死ぬしかない。
という選択肢。
遊女お初の潔さに、グッときました。
刹那の生の美学。
生き切る。生き抜く。
美しいなと思います。
この時代、この作品の影響で心中が増えたとのことですが、なんかわかる気がする…。
最後の心中のシーンの美しいこと。
お初の白い着物が、白無垢に見えてきて…。
うるうるしました。
次の菅原伝授手習鑑は一部と二部まとめて観にいくので、最後にしたかったことを思い切って国立劇場でやろうと思います