岩手と言えば、
花巻、宮沢賢治記念館に行ってみたかったのと平泉の中尊寺金色堂を一度見てみたくて。
ものすごい安い交通費付きのプランを偶然見つけて、
思い切って一人で行って見ることにしました。
前日から眠れなくて…
初めての東北。
緊張と興奮で、新幹線乗るまでドキドキ
トイレの前の鏡で乗れたよー!と一人喜び記念写真
乗れた新幹線
早朝の変なテンション
今更ながら、
「奥の細道」って東北を旅する話だった!
と思い奥の細道をお供に持っていきました。
原文だけじゃ分からないので、現代語訳つきで
電車の窓から見える
地平線まで広がる畑にたつ電信柱の行列
月夜のでんしんばしらだ!
本の中で読んだものが実際に目の前にあると、ワクワクしますね
宮沢賢治さんの作品は、どれもが切なくて、そして強烈なんですよね。
何度も読み返した覚えはないのに、
子供心に強く残っています。
義経の最後の地、高館義経堂では、
北上川のうねりと、その反対側に田んぼ、
そして反対側の道路がとても小さく見えて。
夏草や、と言う気分になりました
しっかり奥の細道の影響受けてます
平泉は極楽浄土を再現しようとあらゆる館が作られていたとのこと
そして金色堂は極楽浄土を再現する為に作られたと言う話と
宮沢賢治のイーハトーブ、岩手県をドリームランドにしようとしたという話が重なって。
極楽浄土
と言う言葉が最後に強く残りました。
金色堂は勝手にピラミッドのように権力を見せるためのものくらいに思ってましたが、実際見てみると、
一人一人の釈迦如来様のお顔が違うのです。
まさに極楽浄土のような華やかさ。
細やかな部分に、奥州藤原氏の本物の信仰心を感じました。
素晴らしい信仰心を持って統治していたとしても、どんなに素晴らしい文明が栄えても、今は野原が広がるのみ。
奥の細道を読んだせいなのかなんなのか
これが無常というものかと
何とも切ない気持ちになりました
最後に
電動自転車を借りて、気になっていた
達谷窟(たっこくのいわや)までかっ飛ばしてきました。
その距離片道6キロ。
バスが運行休止で、タクシーか自転車しか今は行けません。
タクシーだとなんか風情がない気がするし
最初は歩こうとしたのですが、
駅員さんに聞くと止められました
うん。自転車で大正解でした
歩くなんて無謀だった。
田んぼや、川を横目に自転車漕ぐのは気持ちよかったです。
気分は、風の又三郎!
どっどど、どどうど、どどうどどうー!
自転車漕いできた甲斐がありました。
毘沙門天様、圧倒されたなぁ。
どこまでも
地平線まで続く田園風景と北上川。
自然の大きさに、癒された旅になりました。
宿泊していた宿に修学旅行の団体客が三組もいて、やっと修学旅行も行けるようになったんだなぁと嬉しく思いました
またぶらっと一人旅したいと思います。