まさかの4連敗で日本シリーズ出場を逃したジャイアンツ。
全く当たっていなかった坂本を3番から1番に変更して、同じく当たっていない阿部はそのまま4番捕手で起用と、シーズンを通して戦ってきたメンバーと心中して自滅という感じでした。
原監督ほどの百戦錬磨の監督が、短期決戦の戦い方がわからないわけないですが、どうしても実績のある坂本や阿部はいずれ何とかしてくれるという思いはあったはずですが、短期決戦ではそこまで待つことはできないはずです。
実際に坂本は最後の打席でホームランを打ちましたが、全く意味のないところでやっと「いずれ」がやってきたというわけです。
こういう采配を見ているとそろそろ原監督では、このチームは限界なのかとも感じます。
というより、原監督は責任取って辞めるのではないかとも思ってしまいます。
そのあたりはどこかの監督より潔いとは思いますけど。

ファーストステージで2試合で1点しか取れなかったタイガース打線ですが、ファイナルステージではピンポイントでしっかりと点を取ってきました。
この日はホームランが3本出ていますが、これまではホームランではなく打線のつながりによって得点していますので、今シーズン最高の状態でクライマックス・シリーズを戦うことができました。
呉昇桓がレギュラーシーズンから11連投ということで、さすがに最後はホームランを連発されましたが、タイガースの場合は先発・中継ぎ・抑えとしっかりしていますので、それぞれの仕事を完璧にこなしていけば、これだけの試合ができるということです。
中でも高宮がこんなにいい仕事をするとは思っていませんでした。

そんなチームの中で能見だけはどうにも調子が上がらないというか、今年1年らしからぬ投球がずっと続いていましたが、一言で言えば投げ急ぎということでしょう。
日本シリーズの相手はまだ決まっていませんが、ホークス打線には餌食になってしまうでしょう。
これから短期間で修正は難しいと思いますので、能見を先発から外すぐらいの決断は必要でしょう。