前日、ジャイアンツにマジックが出たことについて、「マジックは消えるものだから」ということを言っていましたが、それはベイスターズがマジック対象チームだったことがありますが、10ゲームも離されて4位のチームがマジック対象というのもおこがましいところです。
ジャイアンツ戦の直接対決がまだ8試合残っていて、ジャイアンツより3試合多く残しているため9.5ゲーム差以内なら自力優勝の可能性があったわけです。
でもこの日負けたのでカープが残りジャイアンツ戦が4試合あるので、マジック対象がカープに移ったため、マジック対象チームが負けてマジックが消えるという現象が発生しました。

この日はカープ先発のヒースに完璧に抑えられました。
テイクバックが小さいフォームから150kmのストレートとナックルカーブに翻弄されたという感じですが、ここ数試合は打線がかなり低調になっています。

ブランコや梶谷は以前から調子が悪いのですが、ここへ来てグリエルまで下り坂のようです。
ただグリエルの場合は、夏バテというか連戦の疲れが出ているようで、スイングは鈍くなっていますし、6回の守備でもベースカバーが遅かったりと、どうにもピリッとしたところがありません。
というか1ヶ月も夏休みを取って夏バテもないとは思いますが、日本の蒸し暑い夏とキューバ本国との二毛作という影響もあるのでしょう。
球団では来年も残留の要請を出すようですが、本当に大丈夫なのでしょうか。
グリエル本人はサードを希望しているようですが、どうしてもバルディリスと2年契約でしかも一軍保証という契約ですので、バルディリスをトレードにでも出さないとポジションは空かないはずです。
まあ、キューバ選手は4月まで本国のリーグ戦がありますから、早くても5月の来日ですから、オマケ程度に考えるしかないでしょう。

高橋尚成もそれほど悪い出来ではなかったのですが、4回田中にぶつけてしまったのが痛かったのでしょう。
そこから完全にリズムを崩してしまいました。
4回5失点だとしてもまだ続投させるべきだったでしょう。
5回に投げた萬谷は打席が回ってきたために1イニングだけで、その後は勝ちパターンの投手をつぎ込んでいきました。
これから先の戦いを考えた時に、高橋尚成が失った5点よりも、その後の林や大原慎が失った3点の方が大きいでしょう。
どうして試合の状況を考えずにドンドンつぎ込んでいくのでしょうか。
5点ビハインドで左対左なんて関係ないはずなんですけど、それが投手のモチベーションにも関係しますし、相手打線にも自信をつけさせてしまうという結果になります。

そういえば審判労組がDeNAに対し中畑監督の暴力行為に抗議文を送ったそうです。
球団事務所に送っていますから、親会社としてもイメージダウンになりますので、来年の契約はたぶんない方向になると思います。
3位とは6.5ゲーム差と数字上はそれほど難しい数字のように見えますが、実際にはこれを追いつくのは至難の業。
むしろ5位と1.5ゲーム差や6位と4.5ゲーム差ですから、そちらの心配をした方がいいでしょう。