タイガース3連戦は勝った水曜の試合は、あまりの疲労でダウンして見ることができず、負けた2試合を録画でじっくりと見てしまいました。
それにしても負ける試合はやっぱりミスが出てしまうのです。

6回の桑原の落球のことではなく、2回のブランコのミスを指していますが、直前のプレーで鶴岡のエンドランが成功して1死一・三塁という場面で、ここのところ打撃で精彩を欠いている大和という打席ですから、スクイズということは十分に考えられたはず。
しかし、初球スクイズの打球をブランコは見送ればファールになると思われたのに、捕球した上にグラブトスしたボールが大和のバットに当たって方向が変わるという一つ間違えればさらに大きなピンチを招くプレーになってしまいました。
なぜこういうプレーになったかというと、ブランコにスクイズの備えが全くなかったのでしょう。
それは、ベンチあるいは捕手がそのような指示を出さなければならないのですが、そんな素振りは全くなく、チーム全体で意表を突かれたというところでしょうか。

6回の守備では桑原よりもその前の白崎のプレーに注文があります。
三遊間のかなり深いところの打球ですが仕方ないところですが、捕球体勢が左足を前に出して体全体が伸び切ってしまっています。
打者走者がゴメスということなら、もっと回りこんで右足を前に出す形にして強い送球をすればアウトにすることが可能だったでしょう。
白崎は先日も内野安打になった打球に捕球してから5歩ぐらいステップを踏んでから送球していますが、プロならば2歩以内に送球できるようにしなければなりません。

それにしても最近は全然打てません。
ブランコはホームランを打ちましたが、それ以外の打席ではストレートに全く合っていません。
体全体が反り返って極端なアッパースイングになっていますから、ストレートをミートすることはかなり奇跡に近いものがあります。
ですから、この日のようにストライクゾーンの変化球しか打つことはできないでしょう。

それでブランコのホームランのあと、バルディリスが出塁した直後の後藤というのはどういう意味だったのでしょうか。
あの場面は下園でつないでその後に後藤ではなかったかと思います。
先に後藤を出したということは、中畑監督の意図は長打狙いということだと思いますが、そう簡単にはいかないところが野球です。
それが後々代打のコマが足りなくなって手詰まりになってしまいました。