今週は仕事の関係で全く試合を見ていなかったのですが、ドラゴンズには3連勝。
ベイスターズの得意技は、故障者が出てチーム力が弱った相手には容赦なく叩くのですが、万全の相手には手も足も出ないというところでしょうか。

ドラゴンズは濱田が故障で降板しましたが、この投手は高校時代から見ていますが、フォームが悪すぎて指名しないでもらいたいと思っていたら、地元のドラゴンズへ。
フォームの問題は、左投手の場合、左足から右足へ重心を移していく時に徐々に体をひねってボールに力を加えていくのに、濱田の場合は左足に重心があるうちに投げてしまうので、肩・ヒジ・腰にすごい負担がかかってしまいます。
いつか故障すると思っていたら、それがあの日だったというわけです。
復帰まで1年はかかると思いますが、フォームを矯正してから戻ってきてもらいたいものです。

この試合でしたが途中まで4安打で4点という、とても効率がいい試合展開でしたが、その4安打がすべてホームランでした。
これがシングルヒット4本で4点というのなら褒めてもいいのですが、結局はホームランが出なければ勝てないということなのでしょう。

3試合目は白崎が4安打で勝ち越し打を放ちましたが、どうしてこの選手をもっとファームで試合に出して鍛えることをしないのだろうかと、常に疑問に思っていました。
考えてみれば、中畑監督初年度に梶谷をショートに使い、石川をセカンドへ、翌年はその逆にしたもののうまくいかず元へ戻す。
そして今年は梶谷を外野にコンバートしたためにショートに人材を欠いてしまいました。
もしも1年目に梶谷の内野にあっさり見切りをつけていれば、藤田や渡辺直を放出することもなく、白崎をじっくり育てることもできていたと思います。

そんなドラゴンズ戦を終えて横浜に戻ってきて、前回3タテのジャイアンツ戦でファンは大いに期待していたようですが、ジャイアンツは残り1ヶ月に向けて戦力を整えてきていますから、そう簡単にはいかないと思っていました。

そして高橋尚が3ヶ月ぶりの先発で、またも3発に沈みました。
投球自体はそれほど悪くはなかったのですが、降板後のコメントは最悪。
「この球場じゃなければ入らなかった」
それを言っちゃあオシマイよ。
「この球場」を本拠地としているチームに入ったということ、入っていなければフェンス直撃でそこから連打でもっと点を取られていたかもしれないということ、まあいずれにしても話さなくてもいいことを話したようです。

内海が良かったというコメントを中畑監督が出していますが、それ以上にベイスターズ打線の野球が荒っぽかったという印象です。
グリエルが牽制でアウトになったり、バルディリスがヒットで出ても梶谷が進塁打も打てず、その後もまたグリエルがヒットで出てもブランコは超短距離砲のキャッチャーゴロ併殺打。
ブランコなんかはホームラン狙いすぎで、チームとしてのバッティングにはなっていなかったり、気のないスイングをする選手も目にしました。

守備でも梶谷と桑原が、あわや先日の再現というプレーがありましたが、凝りもせずガムをクチャクチャやってりゃあ声を出すこともできないでしょう。
最近の梶谷は何が気に食わないのか、どうにもやる気があるようには見えないのですが。