日光街道から細い路地の奥に何の変哲もない八幡神社がありました。
かなり古い歴史はあるようで、創建年は不明ですが、正徳年代(1711-15)には存在していたようです。
現在では草加宿七福神の恵比寿を祀られるようになりましたが、もともとの祭神は誉田別尊、菅原道真、保食命、須佐之男命ということで、これも至って普通の神社です。
狛犬が舌まで出しているのはあまり見ないのですが、この神社の最大の特徴は拝殿の中にありました。
いつもは見ることができないのですが、たまたま扉が開いていたので撮影ができた「獅子頭雄雌一対」というものです。
写真上の頭に太い角がある方が雄で、写真下の方が雌になります。
江戸末期に神社に奉納するために作られたようで、獅子舞のように胴衣を付けることもできないため、通常は祭りの際に山車に乗せることでしか、外には出していないようです。
大きさは高さ83cm、幅80cm、奥行き87cmで、本体は寄木工法からなり、材料は檜と思われています。
塗りは布着せ黒漆塗りで、唇・鼻の穴・舌は朱漆塗り、巻毛・耳・宝珠等は金箔押しで、保護のため生漆をかけてあるというもので、大きさだけでなくその技法も大変貴重なものとされています。
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かなり古い歴史はあるようで、創建年は不明ですが、正徳年代(1711-15)には存在していたようです。
現在では草加宿七福神の恵比寿を祀られるようになりましたが、もともとの祭神は誉田別尊、菅原道真、保食命、須佐之男命ということで、これも至って普通の神社です。
狛犬が舌まで出しているのはあまり見ないのですが、この神社の最大の特徴は拝殿の中にありました。
いつもは見ることができないのですが、たまたま扉が開いていたので撮影ができた「獅子頭雄雌一対」というものです。
写真上の頭に太い角がある方が雄で、写真下の方が雌になります。
江戸末期に神社に奉納するために作られたようで、獅子舞のように胴衣を付けることもできないため、通常は祭りの際に山車に乗せることでしか、外には出していないようです。
大きさは高さ83cm、幅80cm、奥行き87cmで、本体は寄木工法からなり、材料は檜と思われています。
塗りは布着せ黒漆塗りで、唇・鼻の穴・舌は朱漆塗り、巻毛・耳・宝珠等は金箔押しで、保護のため生漆をかけてあるというもので、大きさだけでなくその技法も大変貴重なものとされています。
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