一昨年末に国の文化審議会が藤城(ふじき)家住宅・内蔵・外蔵を登録有形文化財として答申しました。
それにより文化庁の有形文化財となったのですが、現在も使用中ということで内部の見学はできません。

「フジキ商事」という看板がかかっていましたので、子孫はここで会社を経営しているのでしょう。
昭和初期に作られたもので、外から見ることができるのは店舗の部分のみとなります。

屋根の軒先は出桁(だしげた)を持ち出す出桁造(だしげたつくり)で、開口部は立格子で装飾されており、風格ある趣のある建物となっています。

日光街道の草加宿のほぼ中央ということですが、この街には宿場町だった江戸時代からのものが全く残っていませんので、昭和の時代とはいえ、大変貴重な存在となっています。



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