日本武尊が東征のおりに大己貴命と少彦名命を上野忍が岡に祀ったものとされる五條天神社は、長い間上野公園のあちこちを転々とするジプシー生活を送っていました。
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そんな五條天神社が現在地で巨大な鳥居とともに落ち着いたのは昭和3年(1928年)のことになります。
医薬祖神とされているのは日本に医薬を広めたという二柱の神を祀っていて、ここと茨城県の大洗磯前神社、酒列磯前神社の3つとされています。
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祭神の大己貴命(おおくにぬし)は農業神、商業神、医療神で、少彦名命(すくなびこな)も医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造・石の神などですので、天神社とはちょっと違うのですが、江戸時代以降は菅原道真も合わせて祀るようになり天神社とされるようになりました。
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隣の花園稲荷神社は元からこの地にあった神社ですが、今では五條天神社の境内社のような扱いとなっています。
当然のようにこちらの方が立派な建物となっています。
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