上野散歩12＠彰義隊の墓

西郷隆盛像のすぐ裏に上野戦争で西郷隆盛と戦った彰義隊の墓があります。
慶応４年(1868年)に徳川慶喜の警護などを目的として結成された組織ですが、この地での上野戦争で105名の犠牲者を出し組織は解散しました。

反政府軍であったために、彰義隊という文字は後からここに集められたもので、墓石にはただ「戦死の墓」としか書かれていません。

上野戦争の後、彰義隊は各地に散らばっていきましたが、明治以降の生き方は様々だったようです。

数々の戦いの後、函館まで参戦して徹底的に新政府と戦ったもの、完全に降服して謹慎期間の後、明治政府に登用されたものなど、人の生き方というのはさまざまであると、改めて思い知らされました。