【世の中には不思議が満ち溢れている】
そんなことを信じているからなのか
わたしの日常にも不思議なことが
たまに起こります。
迷子になりたくないのに、
目的地とは全然違うところへ
行くハメになることが多々あります。
でも、ごくたまに普通の迷子と違うのが
紛れ込んでいたりします。
口から思ってもいない言葉が
飛び出して勝手に会話をし、
本体のわたしは
中でうひゃーと焦っている、なんて
ことも起きますが、これもまた
その後の展開がわたしに必要な
ことだったりもします。
で、今回は
【深川不動堂さんで見知らぬ人にかばんをたくさん買ってもらう】の巻
いや、その前にも
行こうとしたお寺さんじゃない
お寺さんに入ってて普通に気づかず
御住職さまとお話したりして
「今、全然違うものをコラボするのが
流行っているから、尼僧さんで
梵字講座するっていうのも面白いんじゃない?」なんてありがたいアドバイスいただいたりした話なんぞもあるんですけどね。
これはまた後日、するかもしないかも😝
智積院の偉い方だったので「2年連続の両界曼荼羅カレンダーが最高すぎてもはや家宝」と興奮気味にお伝えしたのは書き残しておきます💓
…
で、深川不動尊さんのお話。
そう、深川不動尊さんといえば
この梵字だらけの壁が有名👀
先日、東京でおススメの
ところを教えてとお願いした時には
何人かの方からココをおススメいただきました🙏💓
で、子供②とトランクゴロゴロ鳴らしながら参道を歩いていたら、、
かばん屋さんの屋台の前で
「ねぇ!どこから来たの?」
と見知らぬおねえさん(推定50半ば)
から声をかけられたのです。
かばん屋さんの売り子さんなのか
無関係の人なのかわからんけど、
「奈良県ですよ」と返事をしたら
「奈良⁉️じゃあ、このかばん買ってあげる‼️」
はい⁈ (´⊙ω⊙`)
(え?何?意味わからん、なんで?
どういうこと?)
思考回路ストップしている間に
おねえさんはもう鞄屋のおっちゃんと
交渉しだしている!
「え、なんで?奈良県になんか縁があるん?」
おねえさん「いや、ないけど、なんか買ってあげたいのよ」
ホワーイ⁈ (−_−;)
見たところそんな裕福な感じでもない、失礼ながら。
「いやいや。そんな知らん人にそんなん買ってもらわれへんって」
と言うのに
おねえさん「ほら、お嬢ちゃんはコレにする?舞妓さんのコレいいんじゃない?」
ともう子供②に勝手に勧め出している…
(京都っぽい柄ばっかりだった)
子供②、愛想笑いひきつり気味で
「あ、あぁ、かわいいですね」
おねえさん「じゃあコレにしよう、おじさん、これね。お母さん(虚無)は?どれにする? これ?コレ綺麗じゃない?」
もうこの辺りで断らないでありがたく
ちょうだいしておこうと切り替えたわたし😂
「わたし、この紫が好きやわ」
とチョイスした。
おねえさんは舞妓さんの青を購入。
きっちり値切ってた😆
わたし、そんなん意味わからん流れで
受け取るだけでは申し訳ないし、
何かお渡しできるもの…とかばんを
探る。
御嶽山大和本宮でいただいた
魔除けの紙垂があった!
コレを渡すもおねえさん、きょとん。
あかん!コレちゃうんや!
さらにわたしが梵字で書いた
「阿弥陀如来根本陀羅尼」を
封筒に入れて挟んでいたのを見せると
「コレが欲しい!」と言うてくれた。
で、「コレ何?」
そりゃそうだよね😅
阿弥陀如来さま、よう説明できません😭
でも、
「お父さんとお母さんががんで
続けて亡くなったんよ、だからココに来てみたの」と言う。
「いつもこんな風に知らない人に話しかけたりしないからね」と言う。
説明しなくてもいっか。
阿弥陀如来根本陀羅尼って書いてあるから、調べることは自分でできるしね。
かばんをお線香の煙であぶって
いらないものを落とす。
そのまま帰ろうとするおねえさんに
お礼を言って、なんとなくハグした。
(子供②ドン引き)
すると、妹が待っているから帰らないと、
と話していたのに「やっぱり一緒に
拝む」とついてきはった。
13時からの護摩がわたしのお目当て。
階段状(すり鉢状)になっていて
たくさんの椅子が並べてある。
よく見えるところに3人で座った。
建物の中にはこんなのも👀
始まるとおねえさんは慣れていないのか
「火だね、アレはどういう意味?」
と2回も聞いてきた。
うまく説明できない自分が情けない😭
そして「人に声かけたりしないのに、
おねえさんあんまり綺麗だから声かけちゃった」とこっそり言ってくれた。
本当は、、、どうなんだろう。
(全然わたし綺麗ちゃうもの)
太鼓がすごい、聞き惚れる。
(法螺貝は…外れていた)
おねえさんの亡くなったご両親と(亡くなった)妹さんが
喜んではるんとちゃうかな?
外に出て、また最初のかばん屋さんで
子供①の分まで買うおねえさん。
他のかばんもかっこいいね、と
わたしが見たらそれも買おうとする。
さすかにそれは丁重にお断りして
自分で購入。
ええ値段やったけどかっこええ😆
いい思い出だね😁
そして、おまんじゅうを買ってあげると言うおねえさんに本気で断り、
さようならと告げると今度は
おねえさんから握手を求めてきた。
右手はかばんを持っていたから左手の握手。
二度とこの世で会うことはないだろうな、
と思いながら。
「アレはお仏壇に置いたらいいね?」
「そうね、お仏壇に」
…
不思議な出会いでした。
【深川不動堂さんで見知らぬ人にかばんをたくさん買ってもらう】の巻、終わり。
【かばん屋さんが儲かった】の巻かな?