OSHO禅タロット
小アルカナ
雲のカード
「雲の9 SORROW (嘆き)」
これは、仏陀のいとこで弟子でもある阿難(あなん)のイメージです。
彼はたえず仏陀のそばにいて、
22年ものあいだ仏陀のあらゆる身の回りの世話をしていました。
仏陀が死んだとき、阿難は依然として彼のそばにいて、
泣いていたと伝えられています。
ほかの弟子たちは彼が誤解していることを責めました——
仏陀は完全に満たされて死んだのだ、おまえは悦んでこそ当然なのだ、と。
それでも、阿難はこう言ったのです。
「きみたちこそ誤解している。私は彼のために泣いているのではない、
自分のためなのだ。私は何年ものあいだずっと彼のそばにいたのに、
いまだに成就していないからだ。」
阿難はその夜一晩中起きていて、深く瞑想し、
痛みを感じ、嘆き悲しんでいました。
朝になって、彼は光明を得たと言われています。
◇どうしようもなく嘆き悲しんでいる時は、
その奥に大きな変容の時となりうる可能性が潜在しています。
しかし、変容が起こるためには、私たちは深く、
痛みの根そのものにまで入っていき、
非難することも自分を憐れむこともせずに、そのある
がままの痛みを体験しなければなりません。
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