名刺交換といえば、ほとんどの場合、初対面の人と行う行為。
昔は、会議室などの閉ざされた空間で行われてきましたが、
最近は、カフェやコワーキングスペースにある貸会議室を利用することも増えてきた。
今までは、
いただいた名刺をデスクに置くというのが、当たり前だった。
座った順番に置くので、会話しながら顔と名前を一致させる、というのが普通のことだった。
でも最近、パブリックスペースでの打合せには、
実は配慮が必要ということに気付く。
人が行き来する場所では、個人情報をさらけ出す行為となるから。
ここに新しいビジネスマナーが生まれる。
最近、ビジネスマナーの深さと進化に敬服することが多々ある。
多様性とか、個の時代と言われる昨今、
いろいろな考え方を受け入れる柔軟な人間力が、本当に必要なのだ!と深く感じる。
そもそも、
カフェで打合せなんて、一昔は考えられなかったことかもしれない。
機密情報はともかく、
あの程よい雑音や、人のざわめきの中には距離感を縮めるような
不思議な空気感があると個人的には思うので、
相手にもよるけれどBtoBの場合は、意識的にそうしている時もある。
もしかしたら、早々に名刺を片付ける行為に、
「なんと常識のない」と、不快に思う方もいるかもしれない。
そんな小さな誤解を生まないために、一言添えて仕舞うことを伝えること。
これがまさにビジネスマナーであり、
コミュニケーション、そして人間力なのだと思う。
私たちは、自分の物差しが時に相手には理解されていないことも学ぶ必要がある。
言葉は心遣い
常に相手の立場に立てば、添える言葉が磨かれる。
今までの常識とこれからの常識。
臨機応変対応の重要性。
難しいことじゃない、すべて優しさと愛の行為。
それに磨きをかけるのがマナーであり人間力。
今日も、キャッチアンドリリース(笑)、気付きと学びを実践していきましょう。