蝉の声が変わって来ました。そろそろひぐらしが鳴くようになりますね。

今年も、蝉の抜け殻を沢山見ました。私の中で、蝉と末期癌などや余命を宣告された人間のありようが、重なっています。蝉が地中に7年もずっと埋まっていて、成虫になってたった一週間しか生きていられない、ということを知って以来。

うるさいほどに鳴く蝉は、まるで生きている証を最後に叫んでいるようで。命の時間の終を告げられた人間も、最初は落ち込み、沈んで、でもまだ動いている自分の鼓動を感じて、やり残したことをやっておこうとか、最期の時まで幸せであるように一日一日を大切な人と大切に過ごそうとか。まるで生きている証を、自分自身へ示すかのように生きようとする人が多いと思うんです。

最期に向かって死のうとするのではなく、自分は生きてるぞ最期の時まで生きるんだと、虫であれ人であれ、命は燃え尽きようとしてるのではなく、燃え尽きるときまで燃えつづけるものなんだと。蝉の声を聞く度に、私もいきてるぞー!と返事をしたくなるような気持ちになるんです。

今の所、心の中でそう思うだけで、まだ実際に返事をした事はありませんが…。さ、私も今日も一日無事に生きていたことを感謝しなくては。