1. アンチアンドロゲン単独での摂取
効果はわりと穏やか。体内でテストステロンの働きを妨げることによる効果。変化の多くは、治療をやめると元に戻る。
【1~3ヶ月ででる変化】
・性欲の減少
・朝勃ち・自発勃起の回数がへる(人によっては気持ちが高揚しても無理になる場合も)
・精子や分泌液を作る力がへる
【ゆっくりな変化】
・髭や体毛の伸びがゆっくりになる
・男性型の禿げの進行が遅くなるか止まる
・乳房がやや膨らむ(やめた場合、戻る人と戻らない人がいる)
2. エストロゲンの摂取
細胞のエストロゲン受容体に直接はたらきかけるため、肉体的な「女性化」効果が強く現れる。エストロゲンは間接的にテストステロンの産生も抑制する。
【1~3ヶ月ででる変化】
・肌が柔らかくなる
・筋肉量の減少と体脂肪の増加
・体脂肪の分布がより女性的なものに移行
・性欲の減少
・朝勃ちや自発勃起の回数がへる(人によってはセックス時の硬さが足りなかったり全く勃起できなくなることに気づく場合も)
・精子や分泌液を作る力がへる
【ゆっくりな変化(1~2年で最大値)】
・乳首と乳房の成長
・髭や体毛の伸びが遅くなる
・男性型の禿げの進行が遅くなるか止まる
・睾丸の縮小
乳首と乳房の成長はすぐに始まりますが、成長しきるまでに2年以上かかることもあります。どこまで大きくなるかは、個人差が大きく、多くはAカップかBカップどまりです。エストロゲンを1年半~2年摂取し続けて大きさに満足できない場合、豊胸という手もあります。豊胸する場合、ホルモンでできるところまで大きくしてからの方が自然に仕上がります。