各部の修理でお預かり中の

M様EK9シビックタイプRですが

ご来店時に

いろいろ見ていたら

クラッチマスターから

室内側にオイル漏れしているようです。

 

オーナーさんにその事をお伝えしたところ

以前にクラッチペダルが

戻ってこなくなった事があったようで

クラッチフルード入れて

エア抜きしたら直ったとの事でした・・・。

 

クラッチラインは

オイル密封されてるんで

減る事はないんですね。

減るって事は漏れてるって事ですが

まだ若い方なんで

分からないのも無理ないですね。

 

クラッチペダルのブッシュや

ペダルとボディの間にある

ストッパーも無くなっていたので

ペダルのオーバーホールもしておきます。

 

ブッシュの破片が落ちていました。

こういったのも無視するんじゃなくて

大切な要因ですね。

 

 

フルード漏れを無視しているので

ボディの塗膜が剥がれて

錆びが発生してきています。

こんなのも車検時に無視されてる訳です。

 

 

車内側も同様ですね。

しかもストッパーが無くなっている為、

ペダルとボディが直接接触、

 

 

ストッパーの取付が出来ないくらい

ボディ側が凹んじゃってます。

 

 

とりあえず少しでも凹みを直して

ストッパーが取り付け出来るようにしておきます。

 

そんでもって周辺を軽く脱脂して

錆びの除去とアンダーコートで塗装しておきます。

 

本当ならボディ色での塗装がいいですが

白は塗装の乗りが悪く

今回はとにかく錆びの防止が目的、

それほど見える部分でもないので

塗膜の強いアンダーコートを使用します。

 

 

ストッパーも取り付けしておきます。

 

 

外したペダルも、

 

 

フルードが付着して

塗膜が溶けちゃってますね。

 

 

遊び調整部分のブッシュも

割れていなくなっちゃってます。

 

 

スプリングもすべて分解して

古いグリスを除去、

 

 

すべて綺麗に洗っておきます。

 

 

ペダルも

塗膜が溶けた部分を

ワイヤーブラシで剥がして

塗装し直しておきます。

 

 

プラスチックパーツは

すべて交換しておきます。

 

 

ペダルを組み上げたら

あとは車両へ組み付けしていきますが、

 

 

ちょいと長くなってしまったので

別ブログに続きます。