各部の点検と修正でお預かり中の

K様コペンですが

下廻りや足廻りチェック時に

フロントホイールを回したら

かなり抵抗が大きいです。

 

パッドが引きづっている感じなので

パッドを外したら

スムーズに回ります。

 

ブレーキメンテナンスは

特にやっている感じがないので

オーナーさんに相談をして

このタイミングで一度やり直しておきます。

 

パッドクリップの状態は、

 

 

パッドの動きで重要な部分です。

 

 

一度すべて外して、

 

 

シムやクリップは

すべて綺麗に洗っておきます。

 

 

パッドクリップが装着される部分も

綺麗にしてから組み付けします。

 

 

もちろんスライドピンの状態チェックと、

 

 

グリスアップをやり直して

組み付けしておきます。

 

 

外したパッドは、

 

 

バリ取りをしてから、

 

 

エアブローして

表面のダスト除去もやっておきます。

 

 

あとはすべて組み付けして

完了となります。

 

リアのドラムも

エアブローして

綺麗にしておきます。

特に即問題がある部分もないですが、

 

 

ゴリゴリにグリス塗られてますね。

出来れば必要最低限がいいのかなと。

 

 

年式からすると

仕方ない部分ですが

ホーシングのブッシュは

かなり劣化してきていますね。

大きなブッシュなので

こういった部分を交換してあげると

動きがシャキッとするようになります。

 

 

点検の途中で

エアコンフィルターを確認したら

エアコンフィルター装着されていなかったです。

どうやらコペンは

エアコンフィルターはオプション扱いみたいですね。

 

オーナーさんと相談をして

このタイミングで

エアコンフィルター追加する事に。

 

 

すでにエバポレーターに

ある程度のホコリや

ゴミが付着しているでしょうが

これ以上汚れを蓄積させない為にも

追加しておきます。

 

 

エンジンルーム内をチェックしている時に

燃料パイプがクランプから外れて

バタバタしていました。

 

部品のピックアップに

かなり手間取りましたが

新しいクランプを注文して、

 

 

割れてしまっていたクランプと

交換しておきます。

 

 

ツメ部分が割れちゃってますね。

20年も経過すれば

どうしてもプラスチックは割れてきちゃいますね。

 

 

こういった部分に気付いて

余計なトラブル発生する前に

本来の状態に戻してあげるのも

大切な事だと思います。

 

 

パイプがガタガタしていると

パイプそのものへのダメージだったり

周辺へのダメージにつながる事もあります。

他にもパイプが暴れて

異音の発生原因にもなりますね。

 

足廻り関係だと

ABSハーネスが

被覆が無くなっちゃってますね。

 

 

コルゲートチューブ巻いておいたりするのもいいですが

部品供給が終わった時に

ABSセンサートラブルが出ると厄介なので

このあたりのタイミングで

交換しておいてあげるのも

ひとつの選択肢だと思います。

 

このあたりの事は

オーナーさんのご予算もあるので

今回はスルーしておきます。

 

あとは最終の走行チェックと

完全に冷えた状態で

クーラントのレベル調整をしておきます。

 

今回の点検で気になった内容を

ピックアップしてあるので

そちらをオーナーさんへお伝えして

今後の課題として

覚えておいてもらいます。

 

 

K様、今回は

本来の目的であるブーストコントローラーに

辿りつけなかったですが

長く乗って行こうと思ったら

重要な内容になるので

ひとつひとつ解決していくといいかと思います。

 

またなにかありましたら

お気軽にお問い合わせ下さい。