GDAインプレッサにお乗りの

F様よりご紹介で

GG3Pマツダスピードアクセラにお乗りの

N様より修理のご依頼を頂きました。

 

どうやらパワステが

お亡くなりになってしまったようです。

ちなみにご紹介のF様インプレッサも

パワステポンプから異音が発生しており

近日中にお預かり予定です。

 

結論から言うと

今回の修理では

パワステの完全修理にはならずです。

 

ご依頼内容を聞いた時に

パワステが効かなくなってしまったとの事、

以前にポンプからミンミンと

異音が発生していたが

入庫時には異音すらも鳴っていなかったです。

しばらく放置して

無視してたみたいですね。

これがダメだったのかなと。

 

とりあえずパワステポンプや

配管を注文して交換していきます。

 

 

オーナーさんはディーラー整備士さん。

高圧ホースからも

漏れが発生していたとの事で

高圧ホースも交換して欲しいとの事。

 

もうすぐ20年経過、

14万kmになろうとしているので

このタイミングで

低圧側のホースも交換しておきます。

 

ホースの内側には

かなりの亀裂が入っていますね。

 

 

こちら側も同様ですね。

 

 

ポンプやホースなどを外したら

とにかくひたすら洗浄に入っていきます。

特に漏れが発生して

そのまま放置していた車両なので

いろんなところがドロドロになってます。

 

 

アンダーパネルもですね。

 

 

みなさん、こういったのを洗浄せずに

そのまま放置しておくから

いつ漏れたのかってのが

分かりにくくなっちゃうんですね。

 

 

高圧ホース、

低圧ホースを外している状態なので

そのまま洗浄すると

パワステ配管に

水や洗剤が入ってしまいます。

 

外した高圧ホースをカットして

メクラキャップを取付。

この加工したパイプを

車両側に装着しておきます。

 

 

低圧ホース側も

車両側にパイプが残っている部分は

すべてメクラしてから

洗浄していきます。

 

メンバー内部に入ったオイルは

完全にすべて洗浄出来る訳じゃないですが

3~4回くらい洗浄しては

洗い流し、

一度乾かしてから再度確認ってのを

数回繰り返します。

 

 

洗浄時は洗剤で洗い流すのも大切ですが

洗剤が車両に残らないように

しっかりと洗い流すってのが

非常に大切です。

洗剤残りは

車両側へのダメージになります。

 

どこまでの部品を交換するのかってのを

オーナーさんと相談して決めています。

 

 

ベルトを外すので

テンショナーとアイドラーの件もお話してありますが

今回は見送るって事でした。

 

ベルトを外した時に

それぞれのベアリング確認をしてありますが

テンショナーはもう少ししたら

交換した方がいいかなって感じですね。

 

エンジン始動して

プーリーの動きも見てありますが

少しだけ振ってます。

プーリーが振っていると

ベルトへのダメージにつながっちゃいます。

 

 

すべての部品を交換したら

ポンプのエア抜きをして

最終の走行チェックをして

最後に漏れチェック、

問題がない事を確認したら

アンダーパネルを取付して完了となります。

 

 

完了といっても

パワステが作動しない領域もあるので

放置しすぎによる

パワステギアボックスブローかな。

 

当時の様子が分からないですが

完全修理にならず

モヤモヤが残る感じになっちゃいました。

 

最終の仕上げ時に

タイヤに問題があったので

そちらの内容は

別ブログにアップしていきます。

 

過去にも数回書きましたが

みなさん、輸入タイヤってのを信用しすぎです。

もうちょい責任ってのを持った上で

輸入タイヤ使うべきって感じがします。

「タイヤトラブル=人を殺す」って事に

直結しちゃうのを理解すべきです。