タイムカードに貼ってあった
入居者さんの訃報を知らせるメモ書き
その是非はともかく
入居者さんとの思い出が蘇った
朝、挨拶をすると
額には痛々しい生傷があった
その傷どうしたの?
昨日、幼稚園に子供を迎えにいく途中で土手から転げ落ちたの。
その時、もうお子さんは還暦を迎えてた
入居者さんは車椅子での生活だった
正しいとか間違ってるとかそんなこと、どうだっていい
ただ言えることは
間違いなくその入居者さんが刻んだ時の中で
入居者さんは額に怪我をしたんだ
自分にとって
一番、楽しい頃はいつだろう
一番、大切にしたい時は何時なんだろう
時を刻むことは
生きた証を刻むこと
自分はちゃんとタイムカードをきれてるのかな