強い匂い父はいつも仕事が忙しく休みの日もあまり遊んでもらった記憶は少ないがそれでも幼いながらも父の事を尊敬していた父が家族に仕事の愚痴をこぼしたことは一度もない寝ている時の鼾の大きさと「ただいま」と帰ってきた時のワイシャツの脇からする父の匂いが幼い私に『仕事をする』という大変さを漠然ではあったが感じさせた職場のロッカーで着替えていたら私から『父の匂い』がした同じ匂いがしたその『匂い』は改めて父の強さを感じさせる匂いだった