前回、過去に囚われないで生きる![]()
についてシェアさせていただきました。
そのためにできる事として、
アルバートエリス博士が提唱している、
ABC理論![]()
というものがあります。
出来事(A)、それに対する自分の信念や考え方(B)、そしてその結果生じる感情や行動(C)の関係性を説明する、アルバート・エリスが提唱した心理学の理論です。重要なのは、出来事(A)が直接結果(C)を引き起こすのではなく、私たちの「捉え方」(B)が原因で結果(C)が変わるという点です。
Aとは
Activating event(出来事): 活性化事象。感情や行動のきっかけとなる、客観的な出来事や状況のことです。
Bとは
Belief(信念・認知): 出来事に対する個人の信念や考え方、ものの見方のことです。これは自動的に浮かんでくる「自動思考」とも呼ばれます。
Cとは
Consequence(結果): 出来事(A)に対する信念(B)によって生じる、感情的な反応や行動のことです。
Aという出来事がCという結果(感情)を作り出すのではなく、その間にあるBelief(信念、価値観、思い込み)という心のパターンが、結果の感情を作るといった理論です。
例えば私の場合、
A=無職になった
と言う出来事に対して
C=人生を悲観したという感情が生まれた
実際はCの感情である悲観の結果を作り出したのは
無職になったというAの出来事ではなく
その間にある私のBelief(信念、価値観、思い込み)が「働いていない人間は駄目な人間だ」と思い込んでいることで
Cの結果、「自分は駄目な人間だ」という悲観した感情を作り出していると言うこと。
同じ出来事に対して私の
Belief(信念、価値観、思い込み)が
「新たな旅立ちのチャンスだ」
「失敗から学んだことを次に生かせる」
と思えば、Cの結果である感情は変わってくるのです![]()
中立的、建設的なBを持つ事で異なるCを生みだし、
自分は強くなって旅立てる!
次何があるか楽しみだ!
とワクワクする結果を生むのです![]()
多くは、間違ったB(信念、価値観、思い込み)の心のパターンによって生み出されています。
出来事は同じでも「意味づけ」で結果が変わるのです。
大切な人生の時間を悲観で過ごすのはもったいない!
次回、実体験に落とし込むための問いワークをシェアします![]()
ちなみに、前向き思考は筋トレと同じく訓練で鍛えられるものだそうです。
弁護士やコンサルタントといった不足や課題にフォーカスするお仕事の方々はうつ病の発症率が全平均の3倍ほどあるそうです。
生まれ持った性質だけではなく、
鍛えられるものだなんて聞くと希望が湧いてきますね![]()
