ある言葉に心を揺さぶられました。
最近は自然に触れ合うのが好き♡
アメリカの心理学者でポジティブ心理学の創始者である
マーティン・セリグマン教授の言葉です。
「あなたが悩みの根源を親のせいにして恨みたいのなら、
親を恨むだけで、そこから何も学ばなかった自分自身を恨むべきだ。
私の知る限りで、親を非難することは決してできない。
我々は過去の囚人ではないんだ。
親だって人間だ。
時には子が親を恨みたくなったこともあったに違いない。
親は最善ではなかったが、最善であろうと努力したことは子供はよくわかっている。
それを感じられる人間になる事が教育のゴールだ。」
この言葉を読んだ時、胸の奥がぎゅっとなりました。
私は母にとても厳しく育てられました。
「こうしなければいけない」
「こうあるべきだ」
「こうしなければ恥ずかしい」
母の価値観を押し付けられる様に感じて苦しいことも多くありました。
大人になった今でも、ふとした瞬間にその記憶がよみがえり、母を責めてしまう自分がいます。
けれどこの言葉に出会い、少し心がやわらぎました。
母を恨む気持ちの奥には、
「もっと私の気持ちを聞いて欲しかった」
「分かって欲しかった」
「認めて欲しかった」
という幼い私の純粋な願いがあったのだと気づいたからです。
そして、自分が母になった今思うのは、
完璧な親などいない、ということ。
不器用でも、どうすればいいか分からなくても、
子供の幸せを思って一生懸命にやっていくことが、
最前を尽くすことなのだと感じています。
母も、最善ではなかったけれど、最善を尽くそうとしていた。
母なりに私を守りたかった気持ちや、こうなって欲しいという願いからの言動だったのかもしれません。
その不完全な努力を感じ取れるようになる事が、
この言葉が伝えている「教育のゴール」なのかもしれません。
そして、振り返ってみれば、
本当は幸せで楽しい経験を沢山させてもらってきました。
愛されていた瞬間も、守ってくれていた場面も、沢山沢山あります。
感謝すべきことも沢山ある。
それなのに上手くいかないことがあると、
つい親のせいにしてしまっていた自分がいます。
嫌なところも確かにありました。
でも、ポジティブな面も感謝できる出来事も確かにありました。
今日は、親への感謝ワークをする日にします。
あの頃の母の言葉や奥にあった思い、
私に与えてくれた沢山の愛情を
一つづつ丁寧に思い出しながらしてみたいと思います。
過去を恨みで閉ざしておかずに、
感謝と理解で結び直していきます![]()
