介護施設では、利用者がトイレに行く際、それを別の言葉に言い換えるルールがあったりします。


とくに職員が利用者をトイレに誘導することを他の職員に知らせる時に、そのような言い換えを行います。


「トイレ」とか「お便所」とか言うと露骨で失礼な感じがするので、オブラートに包むのが目的です。


たとえば「トイレ」ではなく、トイレのある位置を代名詞的に用いるなど。




しかし職員はもちろん、利用者もその言葉が何を意味するか分かっているはずです。


ならば果たして言い換える意味があるのか?という気もしてきます。


利用者はどう思っているか気になるところですね。


そもそも日本語には、「お手洗い」や「化粧室」といった美しい婉曲表現が既にあるので、それらを使えば充分かもしれません。