介護施設内には、監視カメラが設置されていたりします。


しかし、「監視カメラがある施設はおかしい」と思っている介護職員もいます。


プライバシーの侵害であるとか、虐待が起こるような所だからカメラを置いているんだ、といった理由です。


私としては、企業のオフィスに監視カメラがある場合もあるので、それがOKならば通所施設にカメラがあるのはセーフという気がします。




おそらく昔はカメラ設置が稀だったので、そうした環境に馴染んできた職員は、カメラの存在に違和感を覚えるのでしょう。


ただし監視カメラ嫌いの職員でも、精神科病院の保護室のような場所にカメラがあるのを当然と思っていたりします。釈然としません。


私なら、自分が活動中の姿を撮られるより、取り乱して隔離されている姿を撮られるほうが嫌です。保護室のカメラ設置は当然ではなく、安全管理上の苦肉の策と捉えるべきでしょう。




難しいのは、居住系の施設です。それらは利用者の方々の「家」なので、利用者のプライベートな空間に職員がカメラを置くのは根本的に間違っているとも言えます。


それでも、安全確保のために設置せざるを得ないというのが現状です。


とりわけ居室内に設置するのは良くない事なのですが、発作や自傷がある場合や虐待防止の観点から設置されていたりします。




今後、監視カメラに代わるもっと良い技術が開発・導入されてほしいです。